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ラジオ番組「Glow生きることが光になる」12月第3週 越境する障害福祉 そしてアート活動のゆくえ 椎名保友さん後編

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今日は、先週に引き続き、日常生活支援ネットワーク・コーディネーターの椎名保友さんをゲストにお迎えします。

後編は、椎名さんの学生時代の話からはじまります。椎名さんは大変興味深い経歴をお持ちです。大学では「芸術計画学科」というところに所属されておられたそうです。なんだか面白い名称ですね。何をするところかというと、色々な分野を繋ぐ人を育成する学科だそうです。「繋ぐこと」。もうここから椎名さんの「繋ぐ」人生がはじまっていたのですね。大学の卒業論文では、児童演劇を取材されたそうで、その縁で初めは演劇の仕事をされたそうですが、そこからどうやって福祉に出会っていかれたのでしょうか。ここはラジオをお楽しみに。

先日、椎名さんとアサダパーソナリティーは福井でトークショーに出演されました。テーマは「福祉とアート」です。繋ぐことを仕事とされている椎名さんは、福祉とアートをどのように捉えておられるのでしょうか。


アサダパーソナリティー(左)と椎名さん(右)

椎名さんの中で、福祉とアートの区別はないそうです。地続きだと思うとのこと。社会問題も同じで、一つの問題が点在しているわけではなく、それらは繋がっている、地続きなのだとおっしゃいます。だから、表現したいときに場があればよくて、そこが必ずしも福祉現場でなくてもよいとおっしゃいます。福祉現場で造形活動を行う時には、様々な制度を利用する場合が多いですが、それをあえてはずしてみるとどうだろうか、と椎名さんは言います。椎名さんは今、職場でもあるデイサービスで、デイサービスが使用されていない時に、ご家族と一緒に絵画教室を開いておられるそうです。絵画教室以外にも、吹奏楽部や劇団の方にも場を提供しているそうです。まるで町内の公民館のようですね。この話を聞いてのアサダパーソナリティーの気づきも、なるほど!というものでした。

テンポよく二人の話は様々に広がりますが、最後に、椎名さんにとっての人材のイメージとは?との問いかけに、なるほどなあと、新しい視点に気づく答えを返してくださいました。どうぞお楽しみに。

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

次週は、現在開催中のNO-MA展覧会「第12回施設合同企画展ing」の現場レポートです。三雲養護学校の羽賀詢さんの制作現場からお送りします。12月25日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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