2月20日(土)から始まったアール・ブリュット☆アート☆日本3も残すところ、あと一週間となりました。皆様、もうご覧頂きましたでしょうか?ところで、先日は、NO-MAのある近江八幡市の伝統的なお祭りである「左義長祭り」が行われており、町内全体が活気に満ちていました。
さて、本日は、本展の最後の関連イベントをお知らせします。
来る3月20日(日)、アール・ブリュットについて、または町全体で作り上げるこの展覧会について、議論を深める、そんなイベントを開催します。イベントは二部制になっています。詳しくは、以下をご覧ください。
アール・ブリュット☆アート☆日本3 関連イベント
講演会+座談会
第一部
講演会
「そこに住む人たちとつくる展覧会――アール・ブリュットが息づく近江八幡――」
講 師:井口貢(同志社大学政策学部政策学科教授)
聞き手:アサダワタル(日常編集家)
概 要:地域の人たちと美術館が力を合わせて開催する展覧会と、そこから生まれる豊かなコミュニケーションについて、文化の根付く“近江八幡”を切り口にお話いただきます。
第二部
座談会
「ボランティアスタッフが観て感じた“アール・ブリュット”」
出演者:本展ボランティアスタッフの方々、NO-MAスタッフ
進 行:アサダワタル(日常編集家)
概 要:本展を支えるボランティアスタッフや、地域の方、NO-MA学芸員とともに、「ボランティア」や「地域で開く展覧会」が持つ可能性について語り合います。
会 場:酒游館(滋賀県 近江八幡市 仲屋町中6)
日 時:2016年3月20日(日)
第一部:13:30~14:45
第二部:15:00~16:30
料 金:無料
以上です。
第一部は、「町つむぎ」というキーワードで、観光学を研究されており、またゼミで近江八幡の町屋の管理を担当するなど、この町とも縁のある、同志社大学教授の井口貢先生をお招きし、本展の担っている役割、意義、または可能性などについて、お話いただきます。また、聞き手には「日常編集家」の肩書きで活躍され、NO-MAの取り組みの多くに関わっていただいているアサダワタル氏をお招きします。楽しい脱線もあり? 今からそんな予感がする本イベントは、講演会というよりは、もう少しフラットなお話が繰り広げられる場となることでしょう。
第二部では、引き続き、アサダ氏が進行役となり、本展を支えてくれたボランティアスタッフの方々に出演していただき、座談会を催します。本展のボランティアの方には、様々な方がおられます。アール・ブリュット好きはもちろんのこと、この地域に暮らす人、大学生からお年寄りまで、そんな多様な人々が寄り合ったこの展覧会を通して、それぞれに感じたことを、当方の学芸員と一緒にざっくばらんに話し合えるようなイベントになればと思います。
ちなみに、第二部は、飛び入り大歓迎です。「展覧会の感想を言いたい!」「アール・ブリュットについて語りたい!」「近江八幡の隠れスポットってありますか?」などなど、どんなことでも大丈夫です。アール・ブリュットをキーワードに、本イベントを通じて、みなが和やかに語りあえる場になればよいと考えています。
というわけで、3月20日はイベントが盛りだくさんです。このタイミングに是非、本展に足をお運びください。