近江八幡市の歴史ある街並みにたたずむ町屋など複数の会場で開催している本展覧会は、日本のアール・ブリュット作品をはじめ、グギング芸術家の家(オーストリア)、メンタルケア美術館(スウェーデン)の協力により、海外のアール・ブリュット作品など約350点を展示しています。
会場では、10代から70代まで約90名のボランティアスタッフの方々が皆さまをお迎えし、近江八幡の旧市街を舞台とした展覧会をボランティアスタッフや地域の方々と一緒につくりあげています。
今週末の3月20日(日)には、ボランティアスタッフとNO-MAスタッフが“アール・ブリュット”について語り合う座談会を開催しますが、今日は、来館されたお客様の声をご紹介したいと思います。
学生(20代、男性)の声
「曽祇さんの切り絵は切り抜くのが至難の技だと思いました。藤岡さんのは切れないですね、自分には(笑)。展示方法がとてもいいと思いました。」
ミュージシャン(30代、男性)の声
「個々の場所が分かりづらいので、もう少し看板などが増えてもいいのではないかと思った。展示はどこもすばらしかった。特にメンタルケア美術館の展示はショッキングだった。世界のアール・ブリュットもたくさん見てみたい。
魲万里絵さんや松尾吉人さんはもう毅然としたアーティストで、アール・ブリュットの枠すらも越えてしまっているのではないかと思った。DNAパラダイスのころから好きだった橋脇さんの作品を初めて目にできてよかった。」(一部抜粋)
公務員(40代、女性)
「障害児にたずさわっていますが精神科病院の患者さんの作品は大きなインパクトがありました。自閉症の子とのこだわりとは全くちがった、深い、とらわれないような大きなエネルギーを感じました。」
【曽祇一晃さんの作品(旧吉田邸)】
旧吉田邸では、曽祇さんの切り絵を体験するコーナーもあります。ぜひトライしてみてください。