「第17回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… 」後期　作品紹介　その２

橘咲希さんの作品は、彼女の作りだしたオリジナルキャラクターが描かれた絵画です。「BD6（ボーイズ　ディテクティブ　シックス）探偵団」と名付けられた彼らは、動物や他の登場人物たちとともに、画面の中で生き生きと活躍しています。彼らの紡ぎだすストーリーに、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

辻龍希さんの「マックロボ1号～8号」は、マクドナルドの空き容器を素材とした作品です。8体のロボは、包装紙やストロー、紙ナプキンやマドラーなど、多種多様な材料を駆使して作られ、それぞれが特徴的な容姿をしています。得意技などの設定もあり、ユニークなロボたちの背景についても想像しながらご覧ください。

土田有希さんの作品は、ゆび筆で描かれた絵画です。手指をリズミカルに動かし、軽やかなタッチで描かれた線は、観る者の想像力をかきたてます。画面を躍動する絵具が作りだす軽妙な世界を、ぜひご堪能ください。

永尾楓さんの「昔ばなし」は、様々な要素が散りばめられた陶磁器です。昔話に登場する動物や、それらの場面を想像して作られた樹々や草花などの造形は、愛嬌があり、とても可愛らしいフォルムをしています。球体上の土台の上で展開されるいくつもの物語を、ぜひご覧ください。

西川弘晃さんの作品は、デジカメやタブレットで撮られた複数の写真です。西川さんの視線の先にあったものが映し出された写真群は、彼独自の着眼点から、何気ない日常を意外な角度で切り取っています。車いすに座る西川さんの視点から見えた風景であることに着想を得て、構成された展示レイアウトにも、ぜひご注目ください。