「対話の庭Dialogue of Garden―まなざしがこだまする」 関連イベントとして 講演「対話という迷路」を開催します。
「対話」の大切さは、わたしたちの日常生活から、国と国のレベルまで、実にいろいろな場面で語られています。しかし、「自分は近頃、対話をしただろうか」、「対話とはなんだろう?」と深く思い巡らせてみると、一体なにが「対話」で、なにが「対話でない」のか、頭の中がねじれて分からなくなってしまいます。
小林昌廣さんは、「健全な対話」、「不完全な対話」と区別しながら、「対話」になりえる一つの手がかりを提案しています。今回の講演では、私たちが日々おこなう他人とのふれあいや、ソーシャルメディアを使ってのやり取り、アーティストが作品や自分と向き合う行為など、多様な視点で「対話」のむずかしさ、そして、すばらしさを探していきたいと思います。
講演『対話という迷路』
講 師:小林昌廣(IAMAS情報科学芸術大学院大学教授)
日 時:2013年7月6日(土)13:30〜15:00
会 場:野間清六邸(NO-MA向かい側)
定 員:30名(要予約/定員になり次第締め切り)
参加費:無料
お申し込み・お問い合わせ:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
小林昌廣 1959年東京生まれ。
大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の三点から見た新たな身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は三歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。