5月の現地リポートは、細馬宏通さんと一緒にアール・ブリュットが生まれる現場をご紹介します。2回目の今回は、国内外の展覧会で注目を集める日本のアール・ブリュット作家のお一人、古久保憲満さんの制作現場からのリポートです。古久保さんはご自宅で創作を続けておられます。今回はご自宅を訪ね、ご本人に制作の背景等を伺いました。
古久保さんの作品は、NO-MAが3月に開催した「アール・ブリュット☆アート☆日本」展にも出展されました。
3つのパノラマパーク 360度パノラマの世界
「観覧者、リニアモーターカー、ビル群、昔現末、鉄道ブリッジ、郊外の街、先住民天然資源のある開発中の町」
その他、古久保さんの作品は、「ART BRUT FROM JAPANヨーロッパ巡回展」のサイトでも紹介されています。(リンクは作家紹介のページにジャンプします。五十音に紹介されていますので、か行を検索ください)
作品開発中(古久保さんは“制作”ではなく、“開発”と表現されます)の古久保さんの下を訪ねました。
古久保さん(中央)を細馬先生(右)と田端リポーター(左)が挟む形で取材は進みました。
“開発中”にも関わらず、何でも聞いてくれてOKと了承いただき、絵に込められた意味、絵を描くときの立ち位置など、たくさんの“開発”の背景を教えていただきました。
「そういうことだったのか!」「そんなことまで含まれていたのか!」と細馬先生もリポーターも驚きの連続でした。
放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。
(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)
次週は、現地レポーターを務める社会福祉法人グローの田端一恵がスタジオトークに登場。
アール・ブリュットとの出会い、出会ってからの変化などをお話しします。
5月30日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。