先週に引き続き、現在NO-MAで開催中の「Timeless 感覚は時を越えて」から現地リポートします。
今週も、出展者である美術家の椎原保さんに、展示構成を担当された1階会場の楽しみ方を教えていただきました。
展示の目玉の一つでもある「三橋清樹作品を手に取って観る」という鑑賞の仕方。コンシェルジュにより、厳かに桐箱から作品は取り出されます。今回はコンシェルジュを椎原さんにしていただきました。
専用の桐箱から作品が取り出される
(右がコンシェルジュ役の椎原保さん)
台紙に載せられた作品を、じっくり手元に寄せて見る
(実際に手に取るのは台紙)
裏には、絵にまつわる文章が三橋さんの手によって書かれおり、
鑑賞者はそれを音読する。カナと漢字交じりの文章は味わい深い。
カラーの作品。モノクロ(鉛筆)作品に比べ、ずっしりと手に重みを感じる。
2週にわたり椎原さんにご案内いただき、展覧会だけでなく、NO-MAそのものの新たな発見もできた現地リポートでした。
放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。
(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)
次週は、『滋賀の生活美とアール・ブリュット』をテーマに、上田洋平さん(滋賀県立大学全学共通教育推進機構/地域共生センター 助教)からお話を伺います。7月4日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。