先週に引き続き、滋賀県長浜市にある特別擁護老人ホームふくらからの現地リポート。上田洋平さん(滋賀県立大学地域共生センター助教)にも続けてリポートに加わっていただいています。
すごろくから導き出される記憶と語りのほか、すごろくを取り入れるきっかけを作ったスタッフや、すごろくを取り入れてからのデイサービスの様子を施設長さんに伺いました。
上田洋平さん、田端現地リポーターも、すごろくから呼び起こされ語られる
記憶の渦の中へ。
すごろくづくりのきっかけを作った、今村たまえ生活支援員。(写真左)
山口美由樹所長(写真左)には、すごろくをレクレーションに取り入れてからの様子をお話しいただきました。
研修で、地域の風景などを五感で感じた記憶を引き出していくという方法を今村さんが学び、ふくらで応用できることは何だろうと考えたのが、すごろく誕生のきっかけです。地域の地図なら作れるかもしれない、そしてそれをすごろくにしたら面白いかもしれないと、アイデアはどんどん膨らみます。
デイサービスの利用者さんと介護スタッフが制作段階から一緒に取り組み生まれた、ふくらのすごろく。地図も今後も書き足し、すごろくっぽくする仕掛けもしていく予定とのことですし、今回の上田先生のアドバイスでさらにアイデアが広がったようです。どんどん変化を遂げるすごろくは良い意味で「完成」しないのかもしれません。
放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。
(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)
次週は、大阪府茨木市の医療法人清風会茨木病院で開催された、病院内での写真展「ココ今ニティー写真展」の現地からレポートをお届けします。患者さんの普段の様子やポートレートが展示された同展は、患者さん、看護師さんが一緒に運営するという特徴的な催しです。8月1日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。