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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」10月のゲスト 釈徹宗さん 『老いと表現について考える』第1回

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10月のゲストは、僧侶で宗教学者の釈徹宗(しゃくてっしゅう)さんです。釈さんは如来寺の住職であり、相愛大学人文学部の教授です。またNPO法人リライフの代表も務めておられ、認知症高齢者のグループホーム「むつみ庵」も運営されています。


釈徹宗さん

グループホームむつみ庵は如来寺の近くにあり、植木屋を営まれていた檀家さんのお宅だったところだそうです。むつみ庵の特徴は大きく3つ。

①古民家改修型
②お寺の檀家制度フル活用
③不合理なものを大事にする

古民家ということで指定基準に合いにくいところがあり、たくさんの行政指導も入ったそうですが、「家に住む」ということを考える必要性、住環境をデザインするという大切さを基調にしてきたそうです。便利で楽に暮らせたらそれで良いかと言うと、そうではなく、便利過ぎることは能力を削いでしまうことでもあるということには強く共感しました。
また、批判の対象にもなりがちな檀家制度という地縁を活用したからこそ、立ち上げには苦労はなかったとのこと。

さらに、現在スタッフとして働いている方の多くも檀家さんとのことで、立ち上げ時からスタッフがほとんど変わっていない転職率の低さは、檀家さんであるということだけでない理由があるのだと、釈さんのお話を伺っていて思いました。
古民家というバリアだらけという不合理も大事にしているとのことですが、不合理の最たるものは文化であり…というところから、話は次週の「老いと表現」につながっていきます。

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcast(リンク)からお聴きください。
(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。)

次週もゲストは引き続き釈徹宗さんです。今回のテーマとなっている「老いと表現」について、「快走老人録Ⅱ」にも触れながらお話しいただきます。
来週は10月24日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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