ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」4月のゲスト 藁戸さゆみ学芸員、横井悠学芸員『福祉とアートの狭間で展覧会をつくるという仕事 ―ボーダレスアートミュージアムNO-MAの現場から―』後編

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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」がスタートしてちょうど一年。今年度の第一弾は、スタジオから、ボーダレスアートミュージアムNO-MAの藁戸さゆみ学芸員と横井悠学芸員のトークをお届けします。

前編では、NO-MAで働くまでの経緯や、二人が携わった展覧会について話していただきました。後編では、NO-MAならではのユニークな働き方やNO-MAの地域との関わり方、これから挑戦してみたいことなどについて話します。

一般的な美術館とは違い、NO-MAは社会福祉法人が運営しています。横井学芸員は、学芸員の仕事以外に、障害のある方が共同で生活をするグループホームでの支援もしています。「展覧会」と「福祉の支援」、全く異なる仕事に見えますが、実は繋がっているのですと話す横井学芸員。グループホームでの支援が、アール・ブリュットの作者を理解することに繋がり、「作品をつくることも生きるための表現」だと気づくことができたと話します。

そして話題は、NO-MAの地域との関わりについてへ。
横井学芸員が担当した「Timeless」展では、牛乳瓶や人形などを地域の方から借りて展示を構成したそうです。また、藁戸学芸員が担当した「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展では、地域の人がボランティアとして活躍してくださったそうです。ボランティアの中には、町屋を守る会の人が参加され、作品だけでなく町屋の解説も自然にやってくださるなど、NO-MA単独の展覧会にはない展開になりました。


【Timeless展の展示風景】


【「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展 作品の解説をするボランティアの方】

このように、NO-MAでは、アール・ブリュットをきっかけとして地域と関わっていくということが、様々な場面で行われてきたのですね。

このほかにも、アール・ブリュットの作家とコラボレーションしやすい現代アーティストの特徴についてや、これから実現していきたいことについても語ってくれました。

NO-MAの次回の企画展は、4月29日からはじまります。こちらもどうぞお楽しみに。
「鳥の目から世界を見る」2015年4月29日(水・祝)~8月2日(日)

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

次週は、京都橘大学現代ビジネス学部教授の小暮宣雄さんをゲストにお迎えします。小暮さんが研究する「アーツマネジメント」を軸に、地域社会でアール・ブリュットがどのような可能性を発揮するかについて、さまざまなお話を2週に渡り伺います。4月17日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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