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ラジオ番組「Glow生きることが光になる」5月のゲスト小林瑞恵さん「アール・ブリュットを通じて一人一人の人間に出会うこと」

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5月15日、22日の2週にわたり、社会福祉法人愛成会 アートディレクター、特定非営利活動法人はれたりくもったり アートディレクターの小林瑞恵さんをゲストにお迎えしました。小林さんは、これまで、障害のあるなしに関わらず、美術教育を受けずにあるがままの表現を追求する「アール・ブリュット」の作品紹介に、数多く関わってこられました。社会福祉法人に所属する「アートディレクター」という肩書きは、一見、「福祉の世界でどんなことをやっているの?」って不思議に思われる方も多いと思います。今回は、多数のアール・ブリュットの展覧会の企画に関わってこられ、海外との連携も深めてきた小林さんならではの、アール・ブリュットに対する思いをたっぷり伺いました。

5月15日

小林瑞恵さん

まずは、社会福祉法人愛成会アートディレクター、特定非営利活動法人はれたりくもったり アートディレクター、ふたつの法人の紹介も含めて、小林さんが二つの組織でどういったお仕事をされているかお聞きしました。
また、最近担当された展覧会の中から「アール・ブリュット ユートピアの創造主たち」展(2015.2/大津プリンスホテル)を紹介いただきながら、具体的な展覧会の作り方について、制作していく手順などを教えていただきました。

そもそも、福祉に対する関心と美術に対する関心がどのようなきっかけで育まれ、融合していったのか、あるいはどういうきっかけで今の法人と出会ったのかを、福祉の世界で活躍するお母様のエピソードとともにお話しいただきました。

5月22日

小林瑞恵さん(左)とアサダパーソナリティー(右)

小林さんは、海外で日本のアール・ブリュットを紹介するプロジェクトにも多く関わっていますが、海外(主に欧州)においてなぜ日本のアール・ブリュットが大きな評価を得て、感動を与えているのか。海外関係者の声や小林さんの考えを聞かせていただきました。同時に、海外で発信していくうえでの課題と思っていることも教えてくださいました。

また、社会福祉法人愛成会が所在する中野区での、街の中でアール・ブリュットを紹介するプロジェクトについても、お話しいただきました。この話の中では、美術館だけではない展示のあり方、あるいは商店街と連携しながらアール・ブリュットを通じて人々がつながりを持ってゆく、そういった展開の可能性や課題についても触れられました。

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

次週は現在NO-MAで開催中の「鳥の目から世界を見る」展の展覧会場から現地リポートをお届けします。5月29日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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