2012年1月21日(土)~3月11日(日)
去る2010年に、パリ市立アル・サン・ピエール美術館で開催された「アール・ブリュット・ジャポネ」展は、のべ12万人が来館するという大盛況のうちに終わり、「日本のアール・ブリュット」は、国内のみならず世界各国に対してインパクトを与える結果となりました。
これまで欧米を中心に世界中から注目を集めてきたアール・ブリュットですが、フランス・パリで日本のアール・ブリュットが高い評価を受けたことで、近隣のアジア地域においても、その注目度は着実に高まりつつあります。
今回の企画は、こうした動きにいち早く反応したお隣の国「韓国」からの呼びかけにより、日韓それぞれの国で育まれてきた個性あふれるアール・ブリュットの魅力に触れていただくための共同企画であるとともに、滋賀を発信源としたアール・ブリュットに関する取組みが、国境という枠を越えてアジア地域全体に、まさしくボーダレスに広がっていくことを体感していただくための企画展です。
会場 | ボーダレス・アートミュージアムNO-MA |
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開館時間 | 11:00~17:00 |
休館日 | 月曜日休館(ただし祝祭日は開館し、翌日休館) |
観覧料 | 一般300円250円) 高大生250円(200円) 中学生以下無料 ※障害のある方と付添者1名無料 ※( )内は20名以上の団体料金 |
アール・ブリュットの多様性や固有性に着目しながら、美術、教育、医療など様々な分野にわたるゲストを招き、アール・ブリュットの持つ魅力や可能性に迫る年間8回シリーズのトークイベントです。
○『視点⑦ 医療・福祉を地域に開くアートプロジェクトとアール・ブリュット』
講演者:高橋 伸行(アーティスト/名古屋造形大学 准教授)
聞き手:保坂 健二朗(東京国立近代美術館 主任研究員)
日 時:2012年1月28日(土) 14:30~16:30
場 所:滋賀県立近江学園(滋賀県立湖南市東寺4-1-1)
※詳細は→ http://www.pref.shiga.jp/e/omigakuen/
定 員:50名(要予約/定員になり次第締め切り)
参加費:無料
○『視点⑧ 美術コレクターからみたアール・ブリュットの魅力』
講演者:田中 恒子(美術コレクター/大阪教育大学 名誉教授)
聞き手:保坂 健二朗(東京国立近代美術館 主任研究員)
日 時:2012年2月18日(土) 14:30~16:30
場 所:マルチメディアセンター情報会議室
(滋賀県近江八幡市出町645-4)
※詳細は→ http://multimediacenter.jp/
定 員:80名(要予約/定員になり次第締め切り)
参加費:無料
今回の企画展の共同主催者である韓国・ソウル市の「誠信女子大学博物館」からゲストを招いてのトークイベントです。
○『韓国におけるアール・ブリュットの現状』
講演者:リ・ジュウン(誠信女子大学 教授)
日 時:2012年1月21日(土)16:00~17:30
場 所:野間清六邸(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA向かい側)
定 員:20名(要予約/定員になり次第締め切り)
参加費:無料
知っているようで知らないお隣の国“韓国”。マッコリ、食、アートを通じて地域の皆さんと大いに語り合う催しです。
○『ワールド・マッコリ・カフェ』
日 時:2012年2月18日(土)17:30~19:30
場 所:酒游館(滋賀県近江八幡市仲屋町中21)
※詳細は→ http://www.shuyukan.com/
定 員:50名
参加費:1,000円
展覧会名:アール・ブリュット韓日交流展「境界を越えた芸術」
In Between –Art Brut in Japan and Korea-
開催場所:誠信女子大学博物館〔韓国・ソウル特別市〕
会期:2011年9月28日(水)~11月24日(木)まで
主催:誠信女子大学博物館/
社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
後援:国際交流基金/スリン文化財団
協力:文化体育観光省/朝鮮日報/ソーシャルエンタープライズ
KOINONIA/韓国障碍者美術協会/国立ソウル病院精神科