2019年9月21日(土)~11月24日(日)
―会場から会場へと、町とアートを巡る本展は、私たちの中にある一様でない「知覚」を巡る旅でもあります。「あふれる音」、「手で観る世界」、「アーティストの小宇宙」、「気配をつかまえる」、「とある国のお話」、「みんながつくる」、6つのテーマからなるそれぞれの会場では、多彩な表現が私たちの知覚を刺激してくれます。
また、この芸術祭は、「“ボーダレス・エリア近江八幡”をみんなで作るプロジェクト」として実施します。近江八幡の歴史情緒あふれる町並みや趣深い建物への探訪、あるいは芸術祭を支えるサポーターのみなさんとの交流もまた、「ちかくのたび」ならではの旅情です。ゆるりと町を巡り、アートとつながる。あなたの五感は刺激され、思いもよらぬ出会いが訪れるかもしれません。
みなさま、よい「ちかくのたび」をお楽しみください。
会場 | ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(近江八幡市永原町上16)+近郊5会場(奥村家住宅・岡田家、まちや倶楽部、尾賀商店、寺本邸、展望館) |
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開館時間 | 11:00~17:00 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
観覧料 | <全館チケット> 一般1,000円(900円)、高大生900円(800円) <一館チケット> 300円 ※中学生以下無料 ※障害のある方と付添者1名無料 ※( )内は20名以上の団体料金 チケットはNO-MAと白雲館で販売しています(会期中)。 |
手でみるカタチの世界
全盲の作家である小原二三夫さんは、これまでに多くの彫刻を制作してこられました。小原さんから、視覚に頼らない世界を捉え、形づくる経験についてお話しいただき、公開制作をしていただいたあと、一緒に創作体験をします。
講師:小原二三夫(本展出展者)
日時:10月5日(土)
一回目 13:00~14:30
二回目 15:00~16:30
会場:まちや倶楽部
定員:各回10名(要予約)
参加費:無料
ちかくのたびin沖島 「ちょっと琵琶湖の島まで」
出展者の久保寛子さんと一緒に沖島へ渡り散策したあと、島ならではの魅力がつまった作品をつくるアートツアー。琵琶湖、沖島、アートで秋を満喫します。
講師:久保寛子(本展出展者)
日時:10月26日(土) 13:40~17:45
集合/解散:近江八幡駅北口 ロータリー
定員:10名(要予約)
参加費:乗船料(往復)1,000円
視覚障害のある人、盲ろうの人、発達障害のある人たちと作品鑑賞を行うイベントを開催します。障害のあるなしに関係なく参加いただけます。 「みる・きく・さわる作品鑑賞会」
作品をみて、きいて、さわって、様々な感覚から作品の魅力を感じる鑑賞会です。
講師:広瀬浩二郎(国立民族学博物館グローバル現象研究部准教授)
日時:11月16日(土)13:00~16:30
会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA他
定員:20名(要予約)
対象:目が見えない人、見えにくい人、耳が聞こえない人、聞こえにくい人、ともに鑑賞会を楽しみたい人
障害者芸術文化活動普及支援事業(滋賀県)
盲ろうの人とともに「手で観る作品」を鑑賞します。鑑賞後は、身近な素材を使って作品を制作します。
ファシリテーター:NO-MA学芸員
日時:10月18日(金) 13:00~15:00
会場:奥村家住宅他
定員:30名(要予約)
参加費:無料
対象:目が見えない人、見えにくい人、耳が聞こえない人、聞こえにくい人、ともに鑑賞会を楽しみたい人
参加者同士で作品を味わったり、気分によっては一人で作品世界に浸ったり、町が舞台の展覧会を巡る鑑賞会です。
ファシリテーター:NO-MA学芸員
日時:11月9日(土) 13:30~15:30
会場: ボーダレス・アートミュージアムNO-MA他
定員:20名(要予約)
参加費:無料
対象:発達障害の人、ともに芸術を楽しみたい人
パフォーマンス・ラボ
滋賀で活躍するパフォーマーやゲストミュージシャンが街中を練り歩き、パフォーマンスを繰り広げます。
出演
大津ワークショップグループ(即興演奏)
湖南ダンスカンパニー(ダンス)
有本羅人(トランペットバスクラリネット奏者)
ディレクター
吉田隆一(バリトンサックス奏者)
日時:10月14日(月・祝)12:00~
会場:八幡堀周辺各所(近江八幡市)
観覧料:無料
障害者表現活動の地域拠点づくりモデル事業(滋賀県)
その1 「写真でドレミ♪」 その2「わたしのカタチ」
日程:10月14日(月・祝)
時間: ①11:15 ②12:15 ③13:30 ④14:30 ⑤15:30
会場:奥村家住宅(近江八幡市永原町上8)
定員:各ワークショップ1回につき10名(予約不要)
参加費:無料
対象:小学1年生から
美の糸口ーアートにどぼん!2019
本格的なアートやものづくりを親子で体験できるワークショップが満載のフェスティバル。
日時:10月14日(月・祝)10:00~16:00
会場:ヴォーリズ学園、かわらミュージアム、奥村家住宅
主催:滋賀県、公益財団法人びわ湖芸術文化財団
共催:近江八幡市
入場無料(材料費が必要なワークショップがあります)
www.biwako-arts.or.jp/rd/event/20676.html
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
Tel/Fax 0748-36-5018
E-mail no-ma[ at ]lake.ocn.ne.jp ※[ at ]を@に変換してください。
あふれる音
音がきっかけとなって展開する情景に思いを馳せます。
ごまのはえ×芝田貴子 Gomanohae×Shibata Takako 1977-/大阪府、1973-/滋賀県
酒井美穂子 Sakai Mihoko 1979-/滋賀県
脇原大輔×DENKITOMBO Wakihara Daisuke X DENKITOMBO 1982-/2012結成/京都府
手で観る世界
触感で掴む、カタチ。指先や手のひらで作品を観てみましょう。
小原二三夫 Obara Fumio 1951-/大阪府
佐々木卓也 Sasaki Takuya 1975-/東京都
米田 文 Yoneda Bun 1975-/石川県
久保寛子 Kubo Hiroko 1987-/広島県 ※岡田家
みんながつくる
”ボーダレス・エリア近江八幡”をみんなで作るプロジェクトに参画する、キュレーションサポーターによる展示です。
魲 万里絵 Suzuki Marie 1979-/長野県
三橋精樹 Mitsuhashi Seiki 1943-/滋賀県
山﨑健一 Yamazaki Kenichi 1944-2015/新潟県
ミクロコスモス
作品の細部に宿った、アーティストの小宇宙(ミクロコスモス)に触れます。
辻 智彦×橘高博枝、五則野わらじ、清野ミナ
Tsuji Tomohiko×Kittaka Hiroe, Gosokuno Waraji, Seino Mina
1970-/和歌山県、1933-/広島県、1979-/長崎県、1986-/栃木県
平野智之 Hirano Tomoyuki 1987-/東京都
気配をつかまえる
説明できない「なにか」。作品と場に潜む、気配をしっとり味わいます。
谷澤紗和子×藤野可織 Tanizawa Sawako×Fujino Kaori 1982-/1980-/京都府
藤岡祐機 Fujioka Yuki 1993-/熊本県
ばったり床几プロジェクト
会場近隣の町中にみんなの憩いの場「ばったり床几」を設置しています。
かつては家先に売り物を並べていた床几を再現し、いろんな人たちの交流の場としてお楽しみいただきます。
一緒に展覧会を作りあげるサポーターたち
「ちかくのたび」では、地域の方や学生など様々な人々にサポーターとなって参加していただいています。
活動は以下の3種類。サポーターたちとの交流も、本芸術祭の魅力です。
日々の会場運営に携わり、来場者と作品を繋ぐ 会場ボランティア
自らが記者となって作品や町の魅力を伝える NO-MA記者クラブ
出展者や構成を考え、ともに展覧会をつくる キュレーションサポーター