2007年3月24日(土)~4月15日(日)
今年で第3回目を迎える「ing・・・障害のある人の現在進行形~」展は、滋賀県内の障害者施設18施設に加え、他県からも1施設含めた19施設の合同企画展です。
どの施設職員も、毎日を共に過ごし、時には心打たれる作品を作り出す施設利用者をみんなに紹介したくてうずうずしています。作品からみてとれる利用者の成長ぶりを喜んだり、作品と作者のギャップを楽しんだり、ただただ作品に心を奪われたりと、作品への思いは利用者への思いと切り離せない密な関係を持って取り組んでいます。そこで、その関係から一歩引き、客観的な視点を持ち、作品を作品展として世の中の人に認めてもらうにはどうすればいいのか?作品を世の中に出すということは作者である利用者にとって、また作品を観た人にとって、またその施設職員にとってどのような意味があるのか。たくさんのことを議論し合い、作者にとって一番正しい作品の見せ方を探ってまいりました。この思いは第1回目から変わることなく、施設職員研修の場としても機能し続けています。
日々生まれ続ける作品の数々を、より多くの皆様にご観覧いただき、障害のある人の造形活動の一端を知っていただく機会となればと願います。
会場 | ボーダレス・アートギャラリーNO-MA |
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開館時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般200円 大高生150円 中学生以下無料 (ギャラリーの規定により、減免及び団体割引の適用あり) |
2007年3月25(日) 13:00~16:00
第1部 ギャラリートーク 13:00~14:30
出展者及び担当職員による作品解説
第2部 ワークショップ 15:00~16:00
「大井の法則 描いて、切って、貼って、コピーする」
コラージュ画をコピーして仕上るという、大井康弘氏(今展出展作家)と同じ手法で作品づくりを体験していただきます。
「作者(利用者)とスタッフ(私たち)の間柄-ケアとシェア-」
日時:2007年1月19日(金) 18:00~20:30
場所:第三区自治会館(ボーダレス・アートギャラリーNO-MA近隣)
アドバイザー:小暮宣雄(京都橘大学文化政策学部教授/NO-MA運営委員)
作品を生み出す彼らがいて、サポートするスタッフの意識した視線から展示へとつながり、一体となる展覧会がing展です。そこで第3回を迎えるにあたり、より一層、展覧会を充実させた内容にしていくためにも小暮先生のアーツマネジメント実践のお話を聞きながら、造形活動に限らず、みなさんが利用者の方との関わりの中で日頃、おもしろいな、不思議だな等、疑問に思われる事柄などを自由に語り合って頂ける場にしたいと思います。
35名
川越美津子(あかね寮)/和田孝夫(あかね寮)/浜脇忍(近江学園)/西村聡(近江学園)/浅尾政行(近江学園)/波多野宏和(大津はばたけ共同作業所)/奥田健博(唐崎やよい作業所)/畑俊行(唐崎やよい作業所)/今井寿夫(きぬがさ作業所)/藤本一也(きぬがさ作業所)/木瀬庄六(きぬがさ作業所)/松井正美(湖北寮)/ 武友義樹(湖北寮)/西野たくみ(ステップ広場ガル)/山下直哉(ステップ広場ガル)/光前充格(信楽青年寮)/ 納富陽平(社会就労センターあおぞら)/河合隆司(社会就労センターこだま)/大島克博(社会就労センターこだま)/ 伊吹滋(彦根学園)/音嶋玲子(彦根学園)/藤関美佐枝(もみじ寮・あざみ寮)/中橋博文(もみじ寮・あざみ寮)/川邊紘子(やまなみ工房)/田中乃理子(やまなみ工房)/村岡武(やまびこ作業所)/二橋純享(やまびこ作業所)/大井康弘(やまびこ作業所)/寺田仁美(蛍の里)/小笠原順子(蛍の里)/舟橋慶(蛍の里)/橋本洋一(さくらはうす・ひまわりはうす)/平野ふみ(さくらはうす・ひまわりはうす)/後藤勝康(あおはにの家 萌あおはに)