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第19回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~

前期:2022年11月26日(土)~ 12月25日(日)  後期:2023年1月7日(土)~ 2月5日(日)

県内の福祉施設等とボーダレス・アートミュージアムNO-MAとが実行委員会を組み企画する展覧会「滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~」は、本年で19回目を迎えます。
障害のある人の日々の生活に寄り添う支援者ならではの目線で展示を構成した本展は、滋賀県内の障害のある作者約30人の作品を2期にわたりご紹介します。
展示空間には、作者が制作に向き合う、あるいは支援者と関わり合う時間が凝縮されています。日々生み出される、作者の現在進行形の表現を、ご堪能ください。

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会場ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県近江八幡市永原町上16)
開館時間11:00~17:00
休館日月曜日(1月9日は開館、翌10日休館) 展示入れ替え:12月26日(月)~1月6日(金)
観覧料一般200円(150円) 高大生150円(100円)中学生以下無料
※障害のある方と付添者1名無料 ( )内は20名以上の団体料金

出展施設等 [前期]あうとりーち和泉、あそしあ、アトリエヲト、伊香立の杜 木輝、えがお、近江学園、信楽学園、信楽青年寮、障害者支援事業所いきいき、慈円、ステップあップ21、第二出合いの家、能登川作業所 [後期]愛育苑、きらり、湖南ダンスワークショップ、さくらはうす、滋賀自閉症研究会たんぽぽ、社会就労センターあおぞら、じょいなす、第2ももスマイル、にっこり作業所、バンバン、ひのたに園、ふくらの森、八日市養護学校 [協力施設] しあわせ作業所、彦根学園、瑞穂 [アドバイザー] 野原健司(美術家) ※五十音順・敬称略


主催 第19回滋賀県施設・学校合同企画展実行委員会、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA[社会福祉法人グロー(GLOW)]

後援 滋賀県、滋賀県教育委員会、近江八幡市、近江八幡市教育委員会

協力 一般社団法人近江八幡観光物産協会、社会福祉法人しみんふくし滋賀、マエダクリーニング仲屋店

助成 障害者芸術文化活動支援センター運営費補助金(滋賀県)



のま駐車場雪かき終了

関連イベント

ギャラリートーク

前期:2022年11月26日(土)13:30~15:00
後期:2022年1月7日(土)13:30~15:00

作者やその展示を考えた支援者にお越しいただき、作品を前にして制作の背景や思いについて語っていただく、ギャラリートークを行います。この機会にぜひお越しください。

出展者

ヒロキシー(アトリエヲト)【前期】

「花とスマイル」2022年

今回の作品は1ヶ月以上をかけて、色の重ね合い、そして終わりを設定しない無限の自由の中で生まれた。彼は世の中の動向や自分の置かれる環境変化に非常に敏感で、彼の気持ちは常に揺れ動いている。長い制作時間をかけた作品の中に、時には希望を表現し、時には憂いの色を塗り重ね、彼自身の気持ちを吸収する様に表現されている。

西堀正利(信楽青年寮)【前期】

「NISHIBORI art」2019年

彼は仕事の時間以外にも、みんなが集まる食堂で利用者さんや職員の顔を書いている。また仕事に向かう際は大好きなおかずの雑誌とスケッチブックの入った大きな鞄を持ち出かける。彼の絵は人物や風景画や腕時計などが多くみられ、特に女性の目は大きく、まつ毛が長い。風景画も1つ1つの線がはっきりとした彼独特の表現である。

K・Y(慈円)【前期】

「サベージアクロ」2022年

「慈円」が実施している毎月の企画「粘土で自由に表現しよう」に小学校一年生の夏休みからほぼ毎月参加。恐竜や爬虫類や怪獣が大好きな彼は毎回粘土でそれらを作っている。初めて作った2作品は釉薬をかけて本焼きした。そのあとの作品は素焼きしたものに絵の具を塗っている。小学校二年生になった今も作り続けている。

大林秋義(障害者支援事業所いきいき)【前期】

「夏」2022年

普段の彼は、口数は少なめで大勢の人がいる場所はあまり得意ではない。仲間と一緒にいるのが好きで、話すのが好き。相手が笑っているのを見るのも好き。人と近づきたい、けれど近づきすぎるのは怖い。そんな誰もが感じたことのある葛藤が、いつも彼の中に存在する。迷いなく描かれる彼の絵からは、どこかユーモラスながら情熱的な印象を受ける。「人との繋がりに憧れる」そんな彼の内面が絵となって描かれているからではないだろうか。

藤野寛(社会就労センターあおぞら)【後期】

「お花」2021年

題材となる季節の植物を、手の感覚とかつて見えていた頃の記憶を頼りに感じ取る。ゆっくり時間をかけて触り確かめた後に、支援者が「何色にしますか?」と声をかけてクレヨンや色鉛筆を渡す。彼は頭の中に桜やイチョウを思い浮かべながら、ひたすらクルクルと手を動かし、おもむろに「できた!」と時に元気よく、時に静かに筆を置く。おしゃべりが好きで温厚な人となりの作者らしい、軽やかな運筆と色彩で画面に柔らかな躍動感が生まれる。

西麻美(愛育苑)【後期】

「四季」2022年

季節の移り変わりは、咲いている花や、落ち葉を見てハッキリと分かる時もあるが「いつのまにか」とぼんやり気が付くこともある。この作品は季節の変わり目を「ハッキリ」と「いつのまにか」の両方を表現している。「春はさくら」。「夏は花火」。「秋はもみじ」。「冬は雪」。と四季折々の特徴を絵具中心に、折り紙やテープで表した。

山田悠人(じょいなす)【後期】

「JR」2022年

作品作りの時間に、特急や急行列車のヘッドマークや、電車の顔、窓からの風景を描いている。図書館で借りた電車図鑑を参考にして絵を描いており、自分の絵でも電車図鑑を作りたいと意気込んでいる。使う素材は紙と水性マーカーのみ。形や色、ライトなど細かな特徴にもこだわって描いた電車の絵である。現在と過去のマークの違いや、車両形式の変化を比較している。

西村真智子(バンバン)【後期】

無題 2014年

彼女は描く前に「何を描こう?」とすら考えていないのかもしれない。丸や四角といった形や幾何学模様、大きな丸い顔、魚や、家や乗り物など、彼女の描く線はあっという間に形を形成し、絵の具やパステルでカラフルに彩られ、紙上はユニークな世界で埋め尽くされてゆく。描かれるひとつひとつに無邪気な愛しさを感じさせ、また時には海の底で佇んでいるような静けさを感じさせる絵もある。

山田昌枝(湖南ダンスワークショップ実行委員会)【後期】

「湖のトリックスター」2017年

トリックスターとは、神や自然界の秩序を破り物語を展開する者。2017年秋、フランス・ナント市で公演することになり、この衣装を新調した。湖国の箪笥に眠っていた大量の古い反物から、1人1人が布を選び、彼らの身体から繰り出される動きを丁寧に観察して縫製した。日本の古き良き着物の形を残しながらも、どんな動きにもフィットし脱ぎ着しやすいユニバーサルデザインとなっている。

■本展における新型コロナウイルス対応について

来場される方には、以下の対応をお願いします。
・体調不良(発熱・咳・咽頭痛・味覚障害などの症状)の方はご来場をご遠慮いただきます。
・マスク着用、こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒をお願いします。
・観覧中は、他の人と接触しない程度の間隔を確保してください。
(障害のある方などの誘導、介助を行う場合は除きます)
・来場者が多い場合は、入場を制限させていただくことがあります。
・大きな声での会話はご遠慮いただきます。

主催者として、以下の新型コロナウイルス対策を徹底します。
・スタッフは毎日、検温・体調確認を行い健康管理に努めます。
・スタッフはマスク着用の上で案内します。また、こまめな手洗いを行います。
・館内のドア、手すり、トイレなど、手を触れられる箇所の消毒を強化します。
・館内は密閉した空間にならないよう、定期的に換気を行います。

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