ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

  • Japanese
  • English
  • 中文
  • 한글

展覧会情報

これまでの展覧会

モノと思い出 記憶の指標としてのアート

2005年9月23日(金・祝)~11月20日(日)

「モノ」にやどる思い出さがし

2004年6月に開館したボーダレス・アートギャラリーNO-MAは、昭和初期の町屋(野間邸)を改築したギャラリーです。第三回目の企画展となる本展では、美術を通じてモノ(=物体)と時間や記憶の関係を探ることを目指しています。

人には、誰にでも忘れられない思い出があります。この展覧会は、誰にとっても身近かな「思い出」をテーマに、それぞれの人の「思い出」の在り処を、作品展示とワークショップによって確認すると同時に、展覧会を通して近江八幡という地域を記憶にとどめてもらおうというプロジェクトです。過去の「思い出」を喚起する作品の鑑賞と、自分の「思い出」にまつわるワークショップの体験を通じて、記憶の指標としてのアートの力を共有したいと思います。

  • →イベント
  • →作家・作品情報
会場ボーダレス・アートギャラリーNO-MA
開館時間10:00~17:00
休館日月曜日、ただし10月10日(祝)は開館、翌11日(火)は休館
観覧料300円 吉田秀昭作品のお土産オブジェ付き(ただし有料入館者のみ)
アートディレクター:服部 正

主催:ボーダレス・アートギャラリーNO-MA企画展実行委員会、滋賀県社会福祉事業団
後援:滋賀県、滋賀県教育委員会、近江八幡市、近江八幡市教育委員会
特別協賛:アサヒビール株式会社
助成:アサヒビール芸術文化財団
協力:西川嘉右衛門商店、おうみや、NPO法人しみんふくし滋賀、八幡学区第三区自治会

企画・アートディレクター:服部正(兵庫県立美術館学芸員)

展覧会風景

  展覧会風景 展覧会風景

  展覧会風景 展覧会風景

  写真:高石巧

会期中のイベント

アウトサイダー・アート・トークイベント

「思い出から表現行為へ」
10月1日(土)野間清六邸で開催済み
話し手:服部正(本展企画者、兵庫県立美術館学芸員)・はたよしこ(ボーダレス・アートギャラリーNO-MAアートディレクター、絵本作家)

 

町屋の月遊びVol.2

「マテリアルカラーズ近江八幡2005」
10月15日(土)ギャラリーNO-MAにて 午後4時より
(参加費500円、観覧料と材料費込み・お茶とお菓子付き)
※しばたゆりさんのお話「モノと物語」を聞いたあと、近江八幡の身近な素材を粉にして作った絵画(マテリアル・カラーズ)で絵や字を書きます。ワークショップの後は、十三夜の名月をNO-MAの2階から眺めましょう。

 

ウクレレトーク・ワークショップ

11月6日(日)野間清六邸(ギャラリーNO-MA向かい側)にて午後3時より(参加費500円、観覧料と材料費込み・お茶とお貸し付き)
※伊達伸明さんに、野間邸ウクレレができるまでや「建築物ウクレレ化保存計画」のことなどをお話していただきます。野間邸ウクレレの生演奏もあります。ワークショップは、ウクレレ型のクッキーづくり。

 

出展作家

伊達伸明

野間邸ウクレレ(2004年)

1964年生まれ。取り壊される建築物から部材を取り出してウクレレを制作する「建築物ウクレレ化保存計画」を続け、これまで30点以上のウクレレを制作している。「新世界ウクレレ遊覧」など、魅力的な建物や人とめぐり合うため町歩きプロジェクトも行っている。

写真:高石巧

しばたゆり

西の湖の葦(2005年)

1960年生まれ。モノを掌に載せ撮影する「わたしのモノ、わたしとモノ。」のアートプロジェクトを各地で展開してきた。埃を時間と場所の作る顔料とする「DUST PRIN`S」、モチーフを粉砕して顔料にした「MATERIAL COLORS」など、一貫して自己と外界とである他者、人とモノのありかたや関係を見つめる作品の制作を続けている。

写真:高石巧

秦野良夫

記憶の家(2004年)

1935年生まれ。群馬県高崎市にある福祉施設かんなの里で暮らしている。20年前頃から同じ部屋や風景の前方に、様々な物を並べた絵ばかりを描いている。近年、親族によってそれが子ども時代住んでいた記憶の中の家や道具類だということが解った。自身は全く言葉がないが記憶のモノに執着し続ける。

写真:大西暢夫

八島孝一

カマキリ(1998年)

1963年生まれ。自宅から大阪市此花区にある此花第二太平学園に通園する道中で、路上に目を凝らしてさまざまな物を拾い集め、それを粘着テープでつなぎ合わせて動物や日常品などのオブジェを作っている。

吉川秀昭

目・目・鼻・口(2005年)

1970年生まれ。滋賀県の福祉施設やまなみ工房で粘土による立体造形を制作している。親指のような形の粘土に細い線で刻まれた模様は、人間の顔や衣服を表現している。今回の展覧会では、このオブジェをキー・キャラクターと位置づけている。

写真:高石巧

NO-MA展覧会情報に戻る

ご展覧会情報

次の展覧会

2023年5月以降の展覧会情報については、新サイトをご覧ください

https://no-ma.jp/

  • NO-MA 公式 twitterページ
  • NO-MA 公式 Facebookページ