2005年12月10日(土)~2006年1月22日(日)
昨年10月、滋賀県内施設合同展として、第1回「ing・・・~障害のある人の進行形~」を開催いたしました。参加した17施設の制作現場に関わる職員が、障害のある人たちがつくった作品や活動について議論し、個々の作品の良さを活かす展示をめざした展覧会です。
障害のある人の作品は施設や自宅で保管されているのが通常ですが、その扱いは周りの人たちの理解によって大きく変わります。昨年の実行委員会に参加した制作現場に携わる職員たちは、障害のある人たちの創り出すものの魅力に惹かれ、その活動にどう取り組んでいくべきかを試行錯誤しています。
展覧会を多く開催している施設にも、そうでない施設にも、熱意を込めて作品をつくっている人がいます。実行委員会を重ねることで、障害のある人の表現活動に情熱を持つ職員の存在や作品に対する強い思いに改めて気付くことができ、そうした中で作り上げた昨年の展覧会は企画段階から施設同士をつなぐ大きな意味をもったものになりました。
今年は、新たな施設も加わり、昨年以上に熱気のある実行委員会を重ねてまいりました。日々新しく生まれる超個性派ぞろいの自由な造形の世界を是非、多くの皆様にご観覧いただき、 現在進行形の滋賀の障害のある人たちの造形活動の一端を知っていただく機会になれば、と願っております。
会場 | ボーダレス・アートギャラリーNO-MA |
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開館時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始12/28~1/4まで |
観覧料 | 一般200円、高大生150円 |
「アウトサイダー・アート -その解釈と公開-」
日時:2005年12月17日(土)15:00~17:00
場所:野間清六邸(ギャラリーNO-MA向かい)
定員:30名 参加費無料
パネラー:今中博之((福)アトリエインカーブ理事長、一級建築士)、井上多枝子(信楽青年寮支援員)、和田雅弘((株)伏見工芸)、服部正(兵庫県立美術館学芸員-進行役-)
「NO-MAの瓦に絵を描こう」
日時:2006年1月15日(日)13:00~
場所:ボーダレス・アートギャラリーNO-MA
内容:出展者・福祉施設スタッフによるギャラリートーク
ゲスト:山下里加(美術ライター)
計34名(順不同)
松井正美(湖北寮)/鎌江一美(やまなみ工房)/山田圭祐(デイサービスセンターらく)/木村健吾(唐崎やよい作業所)/山本義英(ステップ広場ガル)/辻田誠二(信楽青年寮)/奥村恵美子(社会就労センターこだま)/溝上功二(にぎやか塾)/河合由美子(やまなみ工房)/森下翔太(にぎやか塾)/福田広明(藤美寮)/篠原尚央(社会就労センターあおぞら)/大井康弘(やまびこ作業所)/栗原雄二(社会就労センターこだま)/久野進(あかね寮)/中崎貴史(滋賀県立近江学園)/鈴木雅和(にぎやか塾)/中井裕美子(やまなみ工房)/田辺文夫(もみじ寮)/森野聡(もみじ寮)/平山繁(社会就労センターこだま)/ 西居まさ子(あかね寮)/梅村昌司(にっこり作業所)/山本有人(にっこり作業所)/苗村世輝雄(にっこり作業所)/石野光輝(滋賀県立近江学園)/小杉保司(あかね寮)/松井晴幸(社会就労センターあおぞら)/中野良子(唐崎やよい作業所)/徳山彰(彦根学園)/高橋孝頭(社会就労センターあおぞら)/中川多喜雄(もみじ寮)/藤井博文(唐崎やよい作業所)/森田周子(住マイル)