近江商人発祥地の一つとして知られる近江八幡。近江商人の活躍の地は、日本全国各地におよびましたが、主には東京や北海道で、中には遠く海外で活躍した商人もいました。
彼らは商売の信用を第一とし、物の不足に便乗した値上げなどは厳しく戒め、人々から愛され必要とされる商いを心がけました。また、橋の架け替えや寺社仏閣への寄進も怠ることなく、地域貢献を忘れることはありませんでした。
そんな近江商人たちが、かつて住んだ地域(新町・永原町)は、格子戸や見越しの松、うだつなどが並び「重要伝統的建造物群保存地区」として、町並み保存がなされ、近江八幡の代表的な観光地域となっています。
近年では、人口の減少や高齢化の進行などにより、空き町家が増えつつあることから歴史ある美しい町並みを残していくため、市をあげて町家再生も行っており、空き町家をリノベーションしたおしゃれなカフェやサロン等が増えています。
NO-MAはそんな「重要伝統的建造物群保存地区」の古い町家の中にあります。