ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

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お知らせ

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【快走老人録Ⅱ】NHKの取材がありました。

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NO-MA開館10周年特別企画展として開催している「快走老人録Ⅱ-老ヒテマスマス過激ニナル-」は、おかげさまで、多くの取材をいただいています。

今回は、カカシをつくる小西節男さんの作品の取材がありました。
取材では、来館されたお客様にも感想をいただきました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

放映予定日は、9月17日(水)18:10~19:00の「おうみ発610」おうみ探検隊と、
9月22日(月)11:30~12:00の「ぐるっと関西おひるまえ」です。


(写真は、取材の様子)

小西さんとNO-MAの出会いは、去年のある晴れた日のことです。
NO-MAの学芸員が道に迷ってさまよっていたところ、何とも異様な光景が目に飛び込んできました。
畑にたくさんの人がいたのです。


(小西さんの畑)

「あれっ?」と思い立ち止まってよく見ると、人だと思っていたのはカカシでした。

その様子をきいた本展の企画者はたよしこが、小西さんの畑を訪ね、小西さんご自身にもお会いして
今回の出展が決まりました。


(カカシの説明をする小西さん)

小西さんのカカシの一番の魅力は、身体のラインです。
おばあさんが荷車を押している腰の動きなど、「ああ、そうそう、まさにこんな腰つきだ」という説得力があります。


(カカシが乗る荷車を一生懸命押している、カカシのおばあさん)

そんなリアルな腰つきとは反対に、おばあさんの顔をのぞいてみると、
タバコを吸っていたりと思わず笑ってしまいます。顔はマジックでごくシンプルに描かれているのも、
リアルな身体つきとのギャップがあり面白いです。

ビールを飲み顔を赤らめているカカシや、からっぽの桶の上にたってカラオケをするカカシ(ダジャレも入っているのですが、わかりますか?)、オリンピックの時には空を飛ぶスキーヤーまでいたそうです。

小西さんがカカシをつくる時に大切にされていることがあります。
それは、ただカカシを置くのではなく、ストーリーをつくるのだ、ということです。
ストーリーがないと面白くないと小西さんは言います。
だからこそ、訪れる人はカカシの世界に吸い込まれていきます。

今展では、NO-MAの玄関と中庭にカカシがいます。すべてNO-MAのためにつくってくださいました。
カカシの搬入の時には、軽トラックの荷台に直立したカカシを10体ほど乗せて登場されました。
「皆、びっくりした顔してたわー」と、その様子を楽しんでいた小西さんでした。

このほか、今展では、人生を楽しくパワフルに生きる方々の作品を展示しています。
みなさん、この機会にぜひNO-MAに遊びにいらしてください。


(小西さんとカカシ  撮影大西暢夫)

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