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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」 10月の現地リポート 『大合唱隊も参加した~「ほほえむちから」レコーディングリポートと小室等さんインタビュー~』

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今週は、10月13日(月)に発売される音楽CD「ほほえむちから」のレコーディングの様子をお届けします。
谷川俊太郎さん作詞、小室等さん作曲「ほほえむちから」は、日本の障害福祉の父と言われ、この番組でも度々紹介をしてきた糸賀一雄さんの生誕100年を記念して特別に作られた曲です。
栗東芸術文化会館さきら(滋賀県)で行なわれたレコーディングには小室等さんをはじめとするプロのアーティストのほか、子どもたちのオーケストラや滋賀県民を中心とした有志による大合唱隊等、さまざまな立場の人が参加しました。

前奏から綺麗な音色を響かせてくれている「さきらジュニアオーケストラ」の塚本ひらきさん(チェロ)と西川真帆さん(ヴァイオリン)。この曲に寄せる思いや、レコーディングにかける意気込みを本番前に教えてもらいました。二人はレコーディング後にも、演奏を終えての気持ちを話してくれています。

塚本ひらきさん(左) 西川真帆さん(右)

合唱隊に参加したお一人、西川好信さん。西川さんはこの歌の歌詞を、驚きを持って読んだと教えてくれました。その内容は、聞いているこちらも胸が熱くなるものでした。

西川好信さん(左)インタビューの様子
(西川さんのお写真がきちんと撮れておらず、後ろ姿になってしまいました。西川さん、ごめんなさい)

北海道から合唱に参加した、大原裕介さんは今回のレコーディングに参加した誰よりも、特別な思い入れがあると言っても過言ではないエピソードをお持ちでした。伺って、とても幸せな気持ちをおすそ分けいただきました。

大原裕介さん(右)と、同じく合唱に参加されたお友達の小田泰久さん(左)。小田さんは愛知県からの参加です。

今回現地リポーターの私もレコーディングに参加しましたが、CDレコーディングに参加できるというチャンスは、生きている中でそう巡り会えるものではありません。小室さんのご指導の下、練習として何度か歌い、本番として2回歌いました。高ぶる気持ちと緊張感。2度目の収録が終わった後の数秒間、合唱隊の全員が小室さんに集中している空気はシンッと張りつめながらも清らかでした。そして小室さんの「やったね!」の一言に、一変して安堵の空気、誇らしげな空気にみんなが包まれました。
その雰囲気は、レコーディング直後にインタビューに答えてくださった、溝江淳子さん(東近江第九合唱団)、北岡朋丈君(滋賀県の小学生)の様子からも伝わるのではないでしょうか。

また、小室等さんの楽屋を訪れお話を伺いました。今回小室さんは作曲をされたのみならず、レコーディングプロデューサー、ギター、ヴォーカルと一人何役も担ってくださっています。谷川俊太郎さんに作詞を直接お願いしてくださったのは小室さんで、谷川さんとやり取りされたエピソードもご紹介くださいました。小室さんのお話の中で一番印象的だったのは、この歌が、誰もが自分事として捉えられるものになっているとおっしゃっていたこと。今回インタビューに答えてくださっている西川好信さんもまさしくそのようなお話をされていましたし、私自身もこの歌を聴くと、障害のある人を直接支援していた頃のいろんな場面が想起されます。
この歌は、何度も繰り返し聴くことで、どんどん自分のものになっていく気がします。ぜひお聴きください。

CD「ほほえむちから」は、10月13日(月)発売です。ボーダレス・アートミュージアムNO-MAでお買い求めいただけるほか、遠方の方は社会福祉法人グロー法人本部企画事業部(電話0748-46-8100)までお問い合わせください。

放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。
(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は火曜日)

次週は、釈徹宗さんをゲストにお迎えします。釈さんは、大阪の浄土真宗本願寺派如来寺住職であり、相愛大学人文学部でも教鞭をとられながら、認知症高齢者のためのグループホーム「むつみ庵」も運営されておられます。釈さんのグループホームでの実践についてお聞きしながら、「老いと表現」というテーマを語っていきます。10月17日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオです。

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