Jul 01 |
滋賀県施設合同企画展の第1回実行委員会を開催しました。 |
6月25日(木)に第12回滋賀県施設合同企画展の第1回実行委員会を開催しました。
先日、NO-MAのブログで本展について参加募集をしていましたが、今年は29施設の参加をいただき、いよいよスタートしました。
実行委員会は月1回、NO-MAの近くを会場にして行っています。
最初の実行委員会なので、自己紹介のほか、運営体制や開催概要について説明をし、協議を行いました。
毎年参加していただいている職員さんや今年初めて参加いただく施設、職員さん、若手の職員さんに引き継ぎをするためにお二人で来られた施設もいらっしゃいました。
これは昨年度までの開催報告をしている様子です。
昨年度の実行委員からの声で、「初めて参加する施設は、どんな作品を選んで展示したらいいか分からなかった」という意見があげられたので、過去に出展された作品をいくつかご紹介しました。
出展される作品の多くは絵画や陶器ですが、利用者さんの日常の行為を映像に収めて展示をしたり、詩の作品、いつも紐を集めては一定の時間が経つと捨てている利用者の紐を展示したこともありました。
作品の素材や制作背景がバラエティに富んだものをという視点で約10点をご覧いただきました。
昨年度は展示構成、図録作成、広報発信、催事企画のグループに分かれて協議を行ったのですが、「展示についての協議に充分に関われなかった」「展示のノウハウを得たかったがはっきりと分からないままだった」などの意見が多く聞かれたため、今年度はすべての実行委員が展示構成の協議を行うことを考えました。
展示構成のプロセスが分かってもらえるように、自分の施設から持ち寄った作品を丁寧に展示してもらえるようにと、会期も60日間と過去最長にしています。
会期を2期に分けて、NO-MAの展示スペースを2つに分けて、4つのグループでそれぞれに展示構成を行っていただきます。
また、造形作品を展示することのノウハウを得てもらえるように、美術・アートマネジメントの専門家に監修者に入っていただき、一緒に協議しながら展覧会をつくってもらうことを提案し、その方針で進めることに決まりました。
初めての試みなのでどのような展開になるかはやってみないと分からないのですが、担当者としては、どんな化学反応が起こるか楽しみながら進めて行けたらと思っています。
昨年度、ギャラリートークに特別支援学校の先生が参加してくださったときに、本展にとても関心をもっていただいていました。障害者の芸術活動のネットワークを県内にもっと広げるために、特別支援学校にも参加を呼びかけることについても提案したところ、実行委員の皆さんが強く頷かれていました。
具体的に造形活動に力を入れている先生がいる特別支援学校について情報提供もいただいたので、これから早速呼びかけていこうと思います。
これからも実行委員会の様子をブログでもお伝えしていきます。