Nov 18 |
『これ、すなわち生きものなり』出展者 渥美圭亮さん |
後期展6名の出展者より渥美圭亮さんをご紹介します。
渥美さんは静岡県浜松市にある大正2年から続く老舗「渥美ゴザ屋」の店主でした。生活雑貨の販売やアイデア商品を自作する傍ら、95年頃から、獣の顔に人間の身体をした立像や、猫の顔をした金魚など不思議な生きものを多く制作していました。素材は梱包用の発泡スチロールを使い、表面は和紙で覆って陶器の絵付けのように色づけされています。そうしてできた立像は重厚な存在感と妙な可笑しみで溢れています。
今回の展示では、その立像も多く展示しています。まず、その大きさに圧倒されることでしょう。
展示は23日(月・祝)までとなります。渥美さんの作りあげた不思議な生きものたちに会いに来てくださいね。
※写真:大西暢夫