Apr 20 |
「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」出展者紹介その2 |
仲澄子 1916-2015
90歳になってから過去を追想し絵日記を描き始めた、すみおばあちゃん。その動機にあったのは、遠い昔のことを、子どもや孫、ひ孫に伝えておきたいという気持ちでした。
だんだんと記憶は鮮明さを増し、一日中描き続けていたこともあるといいます。残した絵には、彼女自身が少女であったころに思ったことや、目にしたものなど、大切な瞬間の数々が刻まれています。
義父に毎日お弁当を届けていたこと、兵隊さんとの文通、新婚時代に料理で失敗した話、娘と電車の中から見た風景、孫、曾孫との数々の思い出……すみおばあちゃんは脳裏に現れるビジョンをつぶさに拾い集めて、それを絵に残していったのです。
仲澄子 ≪すみばあちゃんの思い出日記≫より 2006-2009年
企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」では、仲澄子の絵を展示します。
是非是非、ご来館ください。