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May

01

【ゴールデン・ウィーク連載】GIRLS展の楽しみ方 その1(共通点編)

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先週末よりゴールデン・ウィークに突入しました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

4月28日(土)からNO-MAでは企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」を開催しております。
そして本日から、ゴールデン・ウィークの終わりにかけて、連載を実施します。
本展の見どころや作者にまつわるエピソードなど、ご紹介していきます。

本展出展者、シスコさん、澄子さん、ゑいさんには、幾つかの共通点があります。
まずは、大正初期に生まれた女性であるということ。
3人とも1910年代に生まれ、大正、昭和、平成と3つの時代を、その目で見てこられました。

次に、歳を重ねてから絵を描き始めたということ。
彼女らは美術教育を受けておらず、独学で絵を描き始めました。タイミングは、50代~80代の間。画家としては、随分とスロースターターです。彼女らの奔放な絵を見ていると、絵を描くのに始める年齢など関係ないと思わされます。

そして、少女の感覚を持ち続けたこと。
3人とも、少女の頃の記憶を遡って描いた作品があります。少女であった頃から、何十年も経っているにも関わらず、幼少の頃のエピソードや、目に焼き付いた綺麗な景色を当時の鮮度そのままに描いています。

写真は1989年製作塔本シスコさんの≪ネコ岳ミヤマキリシマ≫の展示風景です。
山に広がる一面の花畑。シスコさんのときめきがカンヴァスいっぱいに広がっています。
このゴールデンウィークは、是非、本展をご覧ください。

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