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Jun

07

【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第二話】

毎週木曜日にお届けするGIRLS展の出展者、仲澄子さんが綴った“すみばあちゃんの思い出日記”。
第二話は、少し過激!?なところもあった仲さんの父、作之助さんとの思い出です。子供時代の仲さんの悩みが可愛いです。

—–“思い出日記”の文章—–
お母ちゃんの髪の毛はうしろで高く、くくってあった。毛の色が異人さんの様に赤かった。それがいやで、いつもシュロぼうきと比べていた。
シュロぼうきの方が黒いんやもん。
お母さんが、葱を食べたら黒なる。ゆわはって、大嫌いな葱を無理して食べた。
お父さんが何処かへ食べに連れて行った時、同じ様に食べに来てやはった紳士が、「僕は、こうゆう色の髪の毛が好きです。」ゆうて、お母ちゃんの髪をなでやはったそうや。
小学生の時、「断髪」ゆうて、短い髪形が流行した。
お母ちゃんも、それがしとうて、お父さんにゆうたら、エライ怒って、「女は髪が命やのに、そんなら坊主にしてやる」ゆうて、大きなキバサミを持っておっかけられて、必死で逃げた。常はすごく可愛がって大事にしてくれたが、怒ったら恐かった。
—————————————-

“すみばあちゃんの思い出日記”は毎週木曜日にアップしております。次回をお楽しみに。

NO-MA企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」
の詳細は下記URLからご覧ください。
→ http://no-ma.jp/old/?p=16606

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