Jan 25 |
【第15回滋賀県施設・学校合同企画展(後期)】オープニング・ギャラリートークを開催しました |
後期の初日である19日(土)に、オープニング・ギャラリートークを開催しました。
作者7名と実行委員12名による作品のお披露目。
本展アドバイザーで美術家の野原健司さんにも展示の最終形をご覧いただきました。
「これは吊るんじゃなくなったんですね」
と気づいていただくと、展示プランから設営までの紆余曲折をご説明。
吊る予定であった作品は最終的に、施設利用者の方々が拾ったどんぐりを作品の周りにあしらって、壁に展示されました。
和紙に描かれた作品のぬくもりが伝わるように、木や自然のものを展示素材として利用することにされたのです。この展示は、実行委員と作者と利用者との共作になるかもしれません。
この展示のサブタイトルである「ing… 障害のある人の進行形」と同様に、現在進行形なのは作品だけでなく、展示にも当てはまります。だからこその味わいも。
ギャラリートークでは、作者や実行委員に直接質問する時間もありました。
将棋の作品では、作者に好きな駒を聞いてみたり、かわいい絵画作品では、作者にモチーフの犬について聞いてみたり。
ちなみに、好きな駒は「桂馬」、犬のモチーフは飼い犬だそうです。
実行委員による説明では、参加者に伝わるようにフリップと実際に書道で使った筆も持参して、彼らの創作風景を再現するひと場面も。
作品を見ているだけでは分からないけれど、作者の言葉や様子、実行委員の言葉から浮かび上がる作品の背景を聞くと、作品がぐっと近くに感じられるようで、土日祝日にNO-MAに入っていただいているボランティアスタッフの中には、メモを取られる方もおられました。
ぜひお越しいただき、実際の作品とその傍らにある実行委員による作者紹介文をご覧いただけると、ギャラリートークに通じるぬくもりを感じていただけるかもしれません。