Aug 31 |
「カソケキ+チカラ」 小東恭子さん |
今日は、現在開催中のNO-MA企画展「カソケキ+チカラ」より、出展作家の小東恭子さんをご紹介します。
小東さんは、葉書ほどの小さな用紙に、黒、オレンジ、青などのカラーペン、修正液などを用いて描いていかれます。
彼女の作品は、
「何を」描いているのか、すぐにはわかりません。
しかし、
「何か」が描かれている。
多くの人は、絵の前を通り過ぎることができず、立ち止まって、じっくりと絵を見つめなおします。
これが、彼女の作品が持つ<強さ>です。
「これは何?」「どうしても気になる」という<ひっかかり>を、見る人に起こさせる。
小東さんが描くものは、私たちの意識の奥底にある、言葉にできない感覚を思い起こさせてくれるのかもしれません。
掲載作品画像
小東恭子「無題」photo大西暢夫