ボーダレス・アートミュージアム NO-MA(ノマ)

【お知らせ】

2023年04月04日

「ケアしあうミュージアムフォーラム」のトークセッションの映像を公開しました

2023年3月5日(日)に開催した「ケアしあうミュージアムフォーラム」でのトークセッションをテーマごとに、YouTubeで全編公開しています。

【セッションテーマ1】
「盲ろう者との美術鑑賞」

見えない・聞こえない――「盲ろう」という障害を抱えた人たちの文化的な生活を模索する。

【登壇者】
 岡田昌也 (NPO法人しが盲ろう者友の会 理事長)
 野中美智子(NPO法人しが盲ろう者友の会 事務局員)
 山田創  (滋賀県立美術館 学芸員)
【聞き手】
 石田瞳  (社会福祉法人グロー 自立生活支援員)

【セッションテーマ2】
「サンタナ学園の子どもたちとのアートワークショップ」

滋賀県のブラジル人学校、サンタナ学園。2つの国の狭間に立つ子どもたちを、アーティストが訪ねた。


【登壇者】  
 金仁淑  (アーティスト)
 柳田安代 (NPO法人コレジオ・サンタナ 理事)
 カマルゴ・ミドリ(本事業通訳担当者)
 サンタナ学園生徒
【聞き手】
 山田創  (滋賀県立美術館 学芸員)

【セッションテーマ3】
「地蔵盆の記憶をアーカイブする」

少子高齢化とともに縮小化される地域行事、ゆるやかなつながりがなにを守ってきたか。


【登壇者】  
 加藤賢治 (成安造形大学 地域実践領域 教授/附属近江学研究所 副所長)
 田口真太郎(成安造形大学 未来社会デザイン共創機構 助教)
 インタビューに協力いただいた地域の方
【聞き手】
 横井悠  (社会福祉法人グロー 主任学芸員)

このプロジェクトでは、
「盲ろう者との美術鑑賞」
「サンタナ学園の子どもたちとのアートワークショップ」
「地蔵盆の記憶をアーカイブする」
という3つのプログラムを、多様な立場の人たちとともに実施しました。

このトークセッションでは、関係者とともにプログラムを振り返りながら、実践の中で見えてきた社会的な課題や文化施設が担いうる「ケア」について話しています。

プロジェクトに取り組んだ、多様な人たちの思いが込められたトークセッションを、ぜひご覧ください。

【ケアしあうミュージアムについて】
2022年から、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAを中心に、様々な立場の人たちと文化的な活動をともにする「ケアしあうミュージアム」というプロジェクトを立ち上げました。
本プロジェクトは、ケアしあう、という名前の通り、2つのケアが行き交うことを目指しています。
1つは、ミュージアムを通じて文化芸術に関する様々な人と結びつくことで、新たな経験や気付きを得ることを目指すケア、もう1つはこのプロジェクトを通じて、ミュージアムが多様な考え方と出会い、その文化を吸収することを通して目指すケア、です。

主催:ケアしあうミュージアム事業実行委員会
協力:NPO法人しが盲ろう者友の会、NPO法人コレジオ・サンタナ
助成:令和4年度 文化庁 博物館機能強化推進事業(Innovate MUSEUM事業)