6月13日にお亡くなりになられた宮間英次郎氏を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

　宮間氏には、ボーダレス・アートミュージアムＮＯ-ＭＡが2006年９月に開催した企画展「快走！老人録〜老ヒテマスマス過激ニナル〜」、2014年の「アール・ブリュット☆アート☆日本」にご出展いただきました。また、2008年には、スイスのローザンヌにあるアール・ブリュット・コレクションで開催された「JAPON」展にも出展していただきました。
スイスでの「JAPON」展のオープニングイベントには、宮間氏も他の作家の皆様と一緒にスイスへ行っていただきました。ローザンヌの街中で、帽子を被った宮間氏が闊歩し、自転車に乗って走る姿が、街の人たちから大きな注目を浴び、宮間氏の周りに人々の大きな輪ができていたことが思い出されます。

　ボーダレス・アートミュージアムＮＯ-ＭＡでは、７月27日(土)からボーダレス・アートミュージアムNO-MA 20周年企画vol.1「人生はボーダレス！　作家たちの今と回想録」を開催します。この20年間ＮＯ-ＭＡとともに歩んでくださった７名の作家の現在のご様子や、当時のことに思いを馳せ、作品とともにご紹介する企画展です。7名の作家のお一人として、宮間氏にも出展をお願いすべく今年の４月末に大西暢夫館長と当館スタッフが取材に横浜の宮間氏を訪ねました。最近のご様子を伺いながら、短い時間でしたが、当時を思い出されるひとときとなりました。

　お元気だった在りし日の姿を偲び、宮間氏のパフォーマンスを追憶したいと存じます。