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Mar

12

第12回滋賀県施設合同企画展 関連イベント「ingスーパーリサイタル!!ing~僕らの終わらないステージ。でも(内容は)気分によって変わります~」レポート

カテゴリー: NO-MAの日常, ブログ |

2月14日に終了しました第12回滋賀県施設合同企画展の関連イベントの「ingスーパーリサイタル
!! ~僕らの終わらないステージ。でも(内容は)気分によって変わります~」開催の様子をレポー
トします。

本展関連イベントの立案、内容、イベントタイトルや構成は毎月開催する実行委員とは別に実行委員会の有志が集まり催事企画部会を開き協議を行いました。
ワークショップ形式で案を出す中で形に残る作品以外にも出展者の中には普段の生活の中でも身体を使った表現がされたり、歌を唄うことが大好きな方もいる等の話がきっかけとなり、それらの表現にスポットを当てたイベント内容にすることが決まりました。さらに企画や運営にも施設の皆さんや来館された方々にも携わってもらえないかさらに協議を重ねていきタイトルを「ingスーパーリサイタル‼」としてイベント内容は決まりました。また、当日出演者の状況に未知数な部分もありその時の状況を楽しんでもらえるよう副題に「 ~僕らの終わらないステージ。でも(内容は)気分によって変わります~」と名付けました。

《催事部会での協議の様子》

また、出演者や支援者さんにもステージイメージや衣装のイメージ図を考えてもらい、さらに小道具の制作には展覧会に来られた来館者の方にワークショップとしてイベントに間接的に参加できるようにして、様々なステージ小道具が制作されました。ワークショップコーナーにはイベント内容が出来る過程や、ステージイメージを掲示物で紹介しました。


≪ワークショップコーナーの様子≫
ワークショップ以外にも参加施設にリサイタルに必要な小道具を作成いただきました。ワークショップコーナの様子。参加施設の皆さんが見学に来られた際にも小道具作りをして頂きました。
会期中に様々な飾りが出来上がりました。


≪ユメコ・パデセントさん(田中佑芽さん)からイメージ案に上がった「お赤飯のワンピース」と松村一男さんが「出世船」を唄われる際に背景で使用するのぼり旗、破いた紙を紙ふぶきに用意≫


会場の飾りつけは全て手作業で行うためイベント前日から会場のセッティングをして当日に備えました。
飾り付けに参加施設の職員さんにもお手伝いいただきました。

13日(土)いよいよイベント当日となりました。
会場には田所由香里さんの作品や出展作品の写真も設置準備前と違い賑やかな雰囲気です。
客席の間に花道が用意され出演者の皆さんの入場を待っています。

イベント当日、会場には制作された飾りつけの他にも田所友香理氏の作品や出展作品の写真を設置し賑やかな雰囲気となりました。イベント進行は出展者のK・K氏、髭副実行委員、アドバイザーの中野裕介氏が務め「ingスーパーリサイタル!!」が始まります。
第1部はユメコ・パデセント氏の作詞作曲「数えろ!お金様」、「化粧仮面」、「シャイニークレイジ―」の熱唱に会場の皆さんが引き込まれているのが分かりました。
続く田所氏の太鼓によるパフォーマンスは力強く響く太鼓の音色に参加者から手拍子も加わり会場全体が田所氏のリズムに包まれました。パフォーマンス中は普段の田所氏の様子が映像で映し出され、それを嬉しそうに眺めていたのが印象的です。


≪開幕の挨拶、ユメコ氏による演奏、田所氏による太鼓のパフォーマンス≫

今回は会場での演奏やパフォーマンスの他にも、戦国武将が大好きな出展者S・A(院町王仁人)氏が自身で製作された甲冑をNO-MAで装着している様子や武友義樹氏が施設内で自作の長いリボンを巧みに振り自在に動く様子が上映され普段行っている表現を見ていただきました。


≪院町王仁人氏がNO‐MAに来られた際の映像と武友義樹さんがリボンを振る映像を上映≫

のど自慢では松村一男氏と前河増蔵氏による十八番の「出世船」と「同期の桜」が披露されました。松村氏の後ろには出世船をイメージした旗が振られて盛上がり、前河氏は万回の桜のセットや桜吹雪に見立てた紙ふぶきの演出がされました。


≪のど自慢では松村一男さん「出世船」と前河増蔵さんによる「同期の桜」≫

休憩をはさみ第2部では湖南ワークショップグループによるダンスパフォーマンスにユメコ氏と田所氏が飛び入り参加をしたのですが事前に打合せをされたかのような躍動感溢れる演出となり盛り上がりました。リサイタルの最後はK・K氏による「春よこい」の独唱から「365歩のマーチ」では2番から参加者も併せて大合唱の予定でしたがアドリブで堂々と「お馬の親子」も歌われ、まさに湖南ワークショップグループやK・K氏の独唱には副題にあるとおり「でも(内容は)気分によって変わります」なイベントとなりました。

 

 
≪湖南ワークショップグループのダンスパフォーマンスの様子とK・K氏の独唱からの参加者全員での合唱≫

最後は出演者と参加者によるアフタートークを約30分間行い交流をしました。出演者からステージイメージのコンセプトについて訊ねたり、出演された感想やご家族の方に感想を伺いました。参加者の中で京都からお越しの方は「施設合同企画展のような取り組みがあることを初めて知った、春から子供がやまなみ工房に通うこともあり是非こういうパフォーマンスにも参加したい。」「見ている方も出演されている方も皆が笑顔だった、演出も今まで見たことがない内容で良かった。」等の感想が寄せられました。参加者の中には出演者の施設職員が来られていて「イベントにユメコ氏が初めて出ることを知って来た。こうしたイベントに出れて良かった。」と話されていたのが印象的です。
盛りだくさんの内容で「ingスーパーリサイタル‼」が幕を閉じました。

3月18日(金)21:30~21:55 KBS京都ラジオにて「ingスーパーリサイタル」の一部ですが出演されたユメコ・パデセントさんのアコースティックライブの様子をお送りします。

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