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Mar

09

シガカラー2展 作家紹介(前編)

現在開催中の「シガカラー2」展が始まりました。

この展覧会では滋賀県在住の5人の作品を紹介しています。
滋賀県近江八幡市にある旧伴家住宅で、3月21日(月・祝)まで開催しています。入場無料ですので、ぜひたくさんの方にお越しいただきたいと思います。

作品はぜひ会場でご覧いただきたいですが、今日は、ブログで作者の制作背景について少しだけご紹介します。(今回は3人を、次回は2人をご紹介します)

まずは、篠原尚央さん

絵は週に1回、施設が開いている美術活動の時間に描き、陶芸は平日毎日、午前中作るそうです。彼の作品には彼にしか感じ取れないバランスで、「ギリギリ」と「スレスレ」感を楽しみながら作品が作り出されているようです。嬉しそうに絵を描く準備をする彼の笑顔を見ているとこっちまで笑顔が伝わってきます。

続いて、平野義明さん

平野さんは自分の周りにいるひとたちをモチーフにして絵を描くことが多いそうです。

小柄な身体で、マイペースに丁寧に、一日中描いていることも多いそうです。

歌手がコンサートをしている絵には、マイクやスピーカーなど舞台周辺のものも描かれており、セットリストも細かく書かれています。彼の頭の中では、どんなに楽しい素敵なステージが繰り広げられているのでしょうか。

そして、西川智之さんです。

西川さんの作品は、いずれも無数の同じ形のパーツが貼り付けられ、そのおびただしい数のパーツが整然と並んだ作品に、見るひとたちは驚かされます。

その制作のスピードも驚くほど速く、とどまることなく流れるような動きで作品にパーツが貼り付けられていきます。
心地よいリズムで土を扱い、形にしていくところは習熟した技を感じさせ、職人技をみるような安心感を受けます。

次回は北村空雅さんと羽賀詢さんの紹介と展示空間の写真もアップしようと思います。

【展覧会概要】
「シガカラー2」展
日時:~2016年3月21日(月・振休) 月曜休館(ただし3月21日は振替休日のため開館)
入館料無料
開館時間:10:00~17:00
会場:旧伴家住宅(滋賀県近江八幡市新町3丁目15)
出展者:北村空雅・篠原尚央・西川智之・羽賀 詢・平野義明
助成:障害者の芸術活動支援モデル事業(厚生労働省補助事業)

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