ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

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Nov

18

NO-MAのちっちゃなお祭りレポート

11月16日(土)、NO-MAのちっちゃなお祭りが行われました。
14時頃からコーディネーターの小山田徹さん、ちっちゃな火を囲む実行委員会の方々が来てくださいました。

今回のお祭りのメインプログラムは3つ。
■ 繕いと食の屋台
■ 散歩のワークショップ「カソケキ標本を作ろう」
■ 対話のワークショップ「ちっちゃい火を囲む」

まずは前日に軽トラで運んできた、屋台を組立てたり、ちび火のセットを設置したりしている間に、
地元の木材屋さんがトラックいっぱいに薪を持ってきてくださいました。
また、徐々に今回出店される方がやってきて、それぞれお店の準備もスタート。

みんなでわいわいと準備をしている間に、いろんな人が集まってきました。
地元の子どもたちも、なにがこれから始まるのだろう・・・と興味深々の様子。

ひと段落したところで、お祭りがスタート。
散歩のワークショップ「カソケキ標本を作ろう」に参加する人もいれば、すでにお店の食べ物が気になっている人もいます。

「カソケキ標本を作ろう」では、小山田さんが用意した仕切りのある箱とピンセットを持ち、NO-MAまでの道のりを小さくて不思議な「カソケキ」ものを見つけに行きました。

「カソケキ」ものを見つけるのは、子どもの方が得意?ビー玉や、小さな赤い実、紙切れ、タバコの吸殻など、みんな道の端の方をじっくり眺めながらピンセットで拾っていきます。
最後はNO-MAで合評会を行いました。

小山田さんは、捨てられているものを拾う時、その「もの」には二次的な意味が生まれるというお話をされました。また、捨てられたものにはなにかドラマがあるとも。
1人1人それぞれの「カソケキ標本」ができて、とても素晴らしかったです。

さて、公園に戻ると人はさらに増えており、そこここでちっちゃな火を囲んでおられました。
東京から来られた学生の方たちが、火の番をしてくれたり、子ども同士でテントの中で遊んでいたり・・・。
食事もとても充実していました。屋台のおしるこやライスバーガーだけでなく、おにぎりやさつまいも、りんごなどを焼いて食べるという楽しみもありました。
自治会の方もやってきてくださり、かき餅など持ってきてくださいました。
そのなかで、田辺由子さんが実施されているワークショップ「ヨージ刺繍」をやっている人もちらほら。
それぞれが小さな火を囲みながら、とても穏やかな時を過ごされていました。

お祭りの後片付けも、最後まで残っていた方が協力してくださいました。
ちっちゃな火は、みんなが優しくなれる要素があるようです。
いろんな方々のささやかな心遣いが集まって、とっても素敵な、心温まるお祭りになりました。

ありがとうございました。

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