ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

  • Japanese
  • English
  • 中文
  • 한글

ブログ

May

21

【ときどき、日本とインドネシア】インドネシア作品の展示について

カテゴリー: NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【ときどき、日本とインドネシア】インドネシア作品の展示について はコメントを受け付けていません
ときどき展では、3名のインドネシアの作者の作品を展示しています。
二階のドゥイ・プトロの展示空間は、出展作家の北澤潤さんがディレクションを手がけています。彼を皆はパク・ウィと呼びます。「パク」というのはインドネシア語で目上の男性に対する敬称で、「ウィ」はドゥイの「ゥイ」の部分から取っています。
彼の鳥の作品群を展示している床の間には、同じ鳥のシリーズのコピーが入った木箱が置かれています。このコピーは手にとってご覧いただけます。実はこれは、彼の弟で制作のサポートをしているナワ・トゥンガルさんが彼の作品を展示する際の形式のオマージュなのです。(実際は、もっと膨大な量の作品が厚みをもってドサッと …

Jan

11

【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その4

カテゴリー: NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その4 はコメントを受け付けていません
﨑元由美子(社会就労センターあおぞら)






お墓との出会いは、約10年前。
石材店に出かけた際、心魅かれるものがあった。
彼女の心を掴むものは、それだけではない。
祭壇、仏壇に霊柩車。広告を見つけてスクラップを作り、「ええやろ」と嬉しそう。

自宅や作業所での空き時間には、「お墓タイム」がはじまる。
色鉛筆で描くカラフルなお墓、集めたお墓の広告を切り抜いてのコラージュ。
仲間の誕生日を祝うのも、やっぱりカラフルでポップな「ハッピーバースデイお墓」。

お墓は、彼女にとって何よりも、身近で、心落ち着く"癒し"なのかもしれない。

----------

Jan

10

【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その3

カテゴリー: NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その3 はコメントを受け付けていません
清水幸太郎(放課後等デイサービス第2ももスマイル)






幼い頃から車が大好きだった彼。
市販のミニカーでは手に入らない自分だけのオリジナルカーを模索した。
手近にあったのは、レゴブロック。クレヨンで着色した紙をボディに貼り付け、ナンバープレートにもこだわる。
手に取り、いろんな角度から眺めるだけで、彼に訪れる至福の時間。
デコトラに建設現場用車輛、レースカー……
タイトルはすべて、「俺の愛車」である。

------------------

現在開催中の「第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~」展。
前期開催は2019 …

Jan

08

【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その2

カテゴリー: NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その2 はコメントを受け付けていません
目片克尚(さくらはうす)



毎朝、彼はボードを手にする。ボードの上には紙、手にはボールペン。
何を一生懸命書いているのか、それとも描いているのか。
トントントントン
無数の線、無数の点が白い紙の上に無造作にあらわれる。
傍らには、同じようにボードや連絡帳を使い利用者の情報を書き込む職員の姿がある。
彼は一緒になって書き込みを行なっているのだろう。何かを伝えたいのか、何かが伝わるのか。
無数の書き込みの中に、何かが表れている。

------------------

目片さんがNO-MAに来館された際、「いつでもだれでもワークショップ」のクリアファイルで作品づく …

Jan

07

【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その1

カテゴリー: NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~】出展作者紹介 その1 はコメントを受け付けていません
山本恒 (甲賀福祉作業所)



彼が生み出したキャラクターは「バウムマン」。
バウムクーヘンを製造するかたわら、空いた時間にPRするためのキャラクターを考えたのだ。
フェルト素材の温かみと、フォルムの愛らしさ、色味の絶妙なバランスに、バウムクーヘンへの"愛"がにじみ出ている。
甲賀福祉作業所内にある甲賀バウムクーヘン工房の公式キャラクターとしても活躍中だ。

------------

2018年12月14日、甲賀福祉作業所の総勢36名の方に来館いただきました。
その中には、作者の山本さんも。
バウムマン顔出しパネルに思いっきり顔を出して撮影できるのは、作者だけの特 …

Aug

07

展覧会「ATELIER PLAY TOGETHER展<コギリの7人>」本日開催です。

カテゴリー: NO-MA ニュース, NO-MA 展覧会情報[blog], その他の展覧会情報, ブログ | 展覧会「ATELIER PLAY TOGETHER展<コギリの7人>」本日開催です。 はコメントを受け付けていません
韓国にある障害のある人のためのアトリエ「ATELIER PLAY TOGETHER」で生まれた作品展「コギリの7人」が、本日幕を開けました。個性的な作品が、見事にNO-MAとマッチしています。
明日は13:00からオープニングイベントも開催されますので、ぜひ足をお運びください。

【展覧会概要】
URL:http://no-ma.jp/old/?p=17167
会期:8月7日(火)~19日(日) 10:00~17:00
*13日(月) 休館

<オープニングイベント>
8月8日(水)13:00~15:00
展示会開催挨拶/作家紹介/来賓代表挨拶/ティータイム等

<ワー …

Jul

27

【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第九話】

カテゴリー: NO-MA ニュース, NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第九話】 はコメントを受け付けていません
毎週木曜日にお届けするGIRLS展の出展者、仲澄子さんが綴った“すみばあちゃんの思い出日記”。
投稿が一日遅れてしまいました。
第九話は、孫・道就さんと、夏にふさわしい「扇風機」に関する思い出です。
扇風機の羽が折れて「カタカタ」踊り出す。案外、多くの方々が経験したことあるのではないでしょうか。





-----“思い出日記”の文章-----
道就の事
娘夫婦が着物、帯の創作の仕事をしている。少しでも仕事が出来る様に思って、よう連れて帰った。
バスの中で道就は大声で泣きわめいた。まるで人さらいみたいに。バスを降りると「ケロッ」としてた。文子が心配して、電話をかけて来 …

Jul

24

GIRLS展をラジオで紹介いただきます。仲澄子さんの出演回の再放送です!】

カテゴリー: NO-MA ニュース, NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | GIRLS展をラジオで紹介いただきます。仲澄子さんの出演回の再放送です!】 はコメントを受け付けていません
明日7/25(水)、ラジオ、fm-GIG「ムーンライトブレイク スヨイル」で、企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」をご紹介いただくことになりました。
ラジオ「ムーンライトブレイク スヨイル」は、出展者の仲澄子さんのお孫さんである、中路麻理さんがパーソナリティをつとめる番組です。
仲澄子さんも生前、この番組に出演されたことがあり、5月には出演回の前半が再放送されましたが、このたびの放送では、後半の再放送です。
どうぞお聴き逃しなく!

【放送局】fm-GIG
【番組名】ムーンライトブレイク スヨイル
【日 時】7月25日(水)21:00~23:00生放送
*展覧会の紹 …

Jul

12

【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第七話】

カテゴリー: NO-MA ニュース, NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第七話】 はコメントを受け付けていません
毎週木曜日にお届けするGIRLS展の出展者、仲澄子さんが綴った“すみばあちゃんの思い出日記”。
第七話は、夫・数男さん、そして5人のお子さんとの思い出です。
家族団欒の様子が温かい気持ちになります。





-----“思い出日記”の文章-----
クリスマスイブのお話。
お父ちゃんが、新京極のロンドン焼を、子供のお土産によう買ってきた。
其の箱を残して置いて、クリスマスイブに丸善のお菓子を色々、こうてきて、五つの箱に入れ、子供のまくら元へ置く。子供は朝、起きて喜ぶ。それが楽しみやった。
一番早く無くなるのが良一。敏子と茂子はながい事、持っていた。
十三 …

Jul

06

【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第六話】

カテゴリー: NO-MA ニュース, NO-MA 展覧会情報[blog], ブログ | 【毎週木曜に更新“すみばあちゃんの思い出日記”第六話】 はコメントを受け付けていません
毎週木曜日にお届けするGIRLS展の出展者、仲澄子さんが綴った“すみばあちゃんの思い出日記”。今回は公開が1日遅れ本日となってしまいました。お詫びいたします。

第六話は、夫・数男さんとの結婚式のお話しです。
数男さんの母親の「お正月を二人で迎えさしたい。」の発言に、当時の背景や状況が表れていると思います。
仲さんの思い出日記には、オーラル・ヒストリーのような性格があると改めて思いました。





-----“思い出日記”の文章-----
昭和十六年十二月八日、アメリカの真珠湾をきしゅう攻撃した。
年越しに結婚する事になってたのに、仲のお母さんが、「お正月を二人で …