信楽学園の皆さんにNO-MAにお越しいただき、自分にとって「やさしい美術館」とはどんなところか、一緒に考えながら、それを実際に体験してみるワークショップを実施しました。
1回目のワークショップでは、NO-MAの企画展をそれぞれのペースで、おしゃべりしながらみて回り、その後、「美術館でこんなことをしてみたい!」「もっとこうだったら行きやすい!」というようなことについて話し合いました。
2回目は、最初のワークショップで出たアイデアを取り入れ、展示替えしたNO-MAに再び集まり、作品も展示風景もがらりと変わった展覧会を楽しみました。
そして、最後は、自分の好きな方法で、NO-M …
7月21日に誠文堂新光社より発行される『教養として知っておきたい 博物館の世界』のなかの、「厳選!ニッポンの行くべき博物館20」にNO-MAが取り上げられています。
作者は京都国立博物館副館長の栗原祐司さん。「様々なボーダー(境界)を越えていく実践は、訪れるたびに新たな発見がある」と綴られています。
NO-MA以外にもたくさんの魅力的な美術館が紹介されているので、ぜひご覧ください。 …
『GIRLS 毎日を絵にした少女たち』の展覧会図録が発売中です!
今回の図録は、表紙も中身もスケッチブックのような装いでとってもガーリー。
1ページ1ページが色とりどりで、手描き感のあふれる素朴で可愛いデザインとなっています。
そんな可愛らしい図録ですが、中身の文章はすべてバイリンガルとなっています。
そして作者の塔本シスコ、仲澄子、土方ゑい、彼女たちの作品が、彼女たちの生い立ちや家族とのエピソードを交えた各特集ページごとにたくさん掲載されています。
展覧会で感じていただいた雰囲気や、彼女たちのきらめきが、いつでも振り返ることのできる…そんな図録となっています。
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昨日は展覧会オープンに先駆けて、広報関係者の方やボランティアガイドの方を対象とした内覧会を行いました。
内覧会には、新聞社の方の他、近江八幡市役所より広報課の方や、また近江八幡の観光ボランティアガイド協会の方々らがお越しくださり、展覧会担当者である横井学芸員により、3名の作者の共通する特徴や展覧会趣旨、GIRLS展の魅力をご紹介させていただきました。お越しくださったご関係者の皆様、誠にありがとうございました。
そして本日から、今年度のスタートを切る「GIRLS」展がはじまりました!
展覧会開催を祝うかのような、とってもいいお天気となりました。そしてふと庭先を見ると …
「HELLO開眼」展の出展者の宮川隆さん。彼のもう一つの顔は、“カンカカリャ”だということです。
“カンカカリャ”とは何か。宮川隆とは何者か。
貴重なインタビュー記事がありましたので、リンクを貼ります。
→http://hanatsubaki.shiseidogroup.jp/trip/221
カンカカリャ――宮古島に古くから伝わる霊能者で、“神がかり”という意味合いを持っています。
突如、頭の中に情報が流れ出し、1枚の絵を「描いてしまった」と話す宮川さん。自分が描いたという実感はないとのこと。20年以上もの間、カンカカリャとして宇宙規模の情報を、紙に“うつしとる”作業を日々 …
企画展「HELLO 開眼」関連イベントとして、夏休みお絵かき道場「わたしの“かみさま”をつくろう」を開催します。
本イベントは、出展者である辻村耕司さんを講師にお招きして開催するワークショップです。
伝統的な街並みが残る近江八幡を歩き、意外な場所に隠れている“かみさま”を探して、みつけたら写真に撮ります。プリントした写真や石などを使って、自分だけの世界をつくり、“たましい”を吹き込みます。
夏休みお絵かき道場「わたしの“かみさま”をつくろう」
講師:辻村耕司(写真家、出展者)
日時:7月29日(土)13:00~15:00
集合:奥村家住宅(近江八幡市永原町上8)
定員:2 …
「HELLO開眼」展関連イベントとして、滋賀県の歴史・民俗に関する専門家、大沼芳幸氏による講演会を開催します。
県内に数多ある山岳信仰を題材に、信仰と造形の関係を探る2回講演です。
“悟り”や“魂”など不可視な世界について考えるきっかけを与えてくれる展覧会“HELLO開眼”と併せて、奮ってご参加ください。
・その1 6月17日(土)13:30~15:00
「カミ宿るところ―近江の聖地」
・その2 7月8日(土)13:30~15:00
「姿なきカミの姿―造形への衝動」
講師:大沼芳幸(公益財団法人滋賀県文化財保護協会・普及専門員)
(NPO法人歴史資源開発機 …
儀礼や所作というのは、特別な場所で行われるものから、日常に浸透しているものまでさまざまですが、個人レベルで新たにつくり出すということも、当然ありえますね。
吉田格也さんが毎日毎日、ご自宅で行っている表現を見ていると本当にそう思います。
展覧会では、吉田さんが生み出し日々行っているいくつかの儀礼的な表現のうち、3つをピックアップして紹介しています。
ひとつは、水の入ったペットボトルを並べ見守る行い。
ふたつめは、自作の扇子を並べ見守る行い。
そしてみっつめは、天国につながっているという階段の絵をロール状につなげる行い。
それらの表現は、神聖な聖域をつくるか …
新聞記事では、出展者・入江早耶さんの作品を中心に紹介されています。
掲載されている「カンノンダスト(菊理媛神)」は本展出展作。タイトル末尾の“ダスト(ごみ)”に表されるように、作品はイメージをケシゴムで消し、そのカスを利用して形成する、というプロセスで生み出されます。本当に気の遠くなるプロセスを経てできた作品は、観ていると神聖な驚きへと導いてくれます。
「カンノンダスト(菊理媛神)」2015
素材:掛け軸、消しゴムのかす
入江さんには、イメージに大津絵を扱った新作も発表してくださいました。また、意外な場所に意外な作品も展示しています。
どんな作品かは内緒です。ぜひ皆さんの …
HELLO開眼展関連イベント「ヨルノマヒソヒソトーク」開催のお知らせです。
NO-MAと第二会場のカネ吉別邸は、本展の展示会場ですが、生活感が溢れる町家でもあります。そのため日中と夜とでは、自然光の影響から会場の印象ががらりと変わります。
今回のギャラリートークでは、薄暗く鎮まりかえった会場を舞台に、本展担当者が作品を解説します。しかもヒソヒソ声で……
夜の町屋空間と、神がかり的な作品。ちょっと不思議な世界観をどうぞご体験ください。
ギャラリートーク「ヨル ノマ ヒソヒソ トーク」
日 時:5月13日(土)18:30~20:00
集 合:NO-MA
定 員:20名(要予約 …