先週に引き続き、「これすなわち生きものなり」展関連イベント、小松和彦氏(文化人類学者、民俗学者)の講演会の様子をお届けします。
小松和彦氏
前回は、妖怪とはなんであるか、宗教との結びつきや、芸術との結びつきという側面からのお話しでした。後半は、妖怪の歴史、文化は都市と農村部では少し違うということで、その両者を眺め、日本の妖怪を見ていこうというお話しです。
日本において妖怪が出てきたのは、12~3世紀頃の絵巻物が初めだそうです。有名なものに蜘蛛の化け物が描かれている京の絵巻物があり、猫のような狸のような顔をしていて、身体は蜘蛛という「土蜘蛛」が描かれているものです。これはヨ …
後期展6名の出展者より江本創さんをご紹介します。
江本さんがつくりだす生き物たちは一見本物かと目を疑ってしまいますが、これらは”世界中に密かに生息する未確認の奇妙な生き物を追い求める博士が、助手である江本とともに世界中を旅し、不思議な生物を各地で発見する”という江本さんが設定する物語から生み出されています。
近年は群馬や愛知の美術館での企画展や、越後妻有アートトリエンナーレなどでご活躍されています。今回は21点と多くの幻獣の標本が展示されています。
江本さんの不思議な世界をNO-MAでご覧ください。
※写真:大西暢夫 …