大路さんは、滋賀県にある<やまなみ工房>で
創作活動をされています。
アトリエに伺うと、机に向かう大路さんの
大きな背中が迎えてくれます。
しかし、創作中の大路さんの姿からは、
そのがっしりとした印象とは反対の細やかさ、
繊細さを感じます。
描くときは、彼独特の一定のリズムを刻みながら、
ゆっくりと、しかし揺るぎない確かさで、ペンを持つ手が動いていきます。
幾重にも塗り重ねられた色彩は、画用紙の上をゆったりと広がっていき、
やがて、ひとつの命が生みだされます。
普段は、ロックな音楽が聴こえると、エアギターをかき鳴らし、
バラードが聴こ …
NO-MAは、2004年に開館して以来、「滋賀県施設合同企画展」を毎年開催しています。
名前の通り、滋賀県内で造形活動に取り組む福祉施設の職員たちで実行委員会を組織して企画する展覧会です。
滋賀県には、戦後まもなくから、障害のある人たちの造形や芸術活動が福祉施設で取り組まれてきた歴史があります。
こうした活動発表の場として、1980年代からは、「土と色」展、「あふれる希望の芸術」展などの合同展覧会が開催されていました。
「滋賀県施設合同企画展」も、こうした実践を受け継ぐ形で、開催してきており、今年で第10回目という節目を迎えます。
本展の大きな特徴として、障害のある人に日々寄 …
藁工ミュージアム(高知県)で「ワタノハスマイル展 -100のオブジェ 100のともだち-」が開催されます。
期間は、9月8日(日)~10月6日(日)までです。
■概要
「ワタノハスマイル展 -100のオブジェ 100のともだち-」
開催日時:2013年9月8日(日)~10月6日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)火曜休館
会場:藁工ミュージアム(高知県高知市南金田28)
料金:般200円 高校生以下無料
主催:藁工ミュージアム
共催:ワタノハスマイル
協力:NPO法人高知こどもの図書館
展覧会詳細はこちら
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踊る紙神(かみがみ)~手の先に宿る魂~
今日は、今月24日(土)から始まる、
企画展「カソケキ+チカラ」の出展作家、藤岡祐機さんをご紹介します。
藤岡さんの作品は、手のひらにすっぽりとおさまる、
とても小さなものです。
しかし作品を目の前にした時、私たちは作品が纏うオーラにはっとし、
まるで運命の人に巡り合ったように心をぐっと掴まれます。
これが藤岡さんのすごさです。
紙を、細く細く切り込んで創られていく藤岡さんの作品。
切り込まれた紙は、命を吹き込まれたように、くるくると回転していきます。
その様はまるで、踊りの神が宿っているよう。
NO-MA「カソケキ …
大阪ガスが発行している「CEL」vol.104に、NO-MAの広報アドバイザーでもあるアサダワタルさんのエッセイが掲載されています。
『新しい「居場所」から余暇を再編集する』というタイトルで、『出会いとコミュニケーションが、新しい芸術文化の「場」をつくる』という事例のなかでNO-MAも紹介されています。
こちらから無料ダウンロードもできるようですので、ぜひご一読ください。 …
草木染織~自然はやさしい たおだみさこ作品展 がオープンいたしました。
会期は18日(日)15時までとなります。
皆さまのお越しをお待ちしております。 …
昨年度開催した「踊る細胞」展の出展作家、田島征三さんの美術館で開催中の展覧会をご案内します。
「おおたか静流大博覧会~シズリンのユートピア~」
新潟県十日町市にある、鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館は、田島さんが2009年の越後妻有アートトリエンナーレで廃校をまるごと空間絵本にした作品「学校はカラッポにならない」をそのまま美術館として開館しました。
おおたか静流さんは、NHKの「にほんごであそぼ」でもおなじみのヴォイスパフォーマーで、ジャンルや国境を越えた音楽活動を展開されています。
「踊る細胞」展も観に来てくださいました。
今週土曜日には、メインイベント「BA …
「対話の庭」展の搬出が無事終了し、15日から始まる「草木染織~自然はやさしい たおだみさこ作品展」の搬入が始まりました。
写真は搬入が始まるまでの僅かな時間、フラットな状態の館内です。
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セリオ株式会社の主催により、≪アール・ブリュット展≫が、電気文化会館(愛知県名古屋市)にて開催されます。9月10日~16日まで。
■概要
セリオ株式会社 45周年記念≪アール・ブリュット展≫
開催日時:2013年9月10日~16日 10:00~18:00(最終日は16:00まで)
開催場所:電気文化会館 5F 東ギャラリー
入場料:無料
出展作家:澤田真一、石井春樹、古久保憲満、魲万里絵、勝部翔太、辻勇二、伊藤喜彦、喜舎場盛也、畑名祐孝、伊藤賢士、戸來貴規、藤岡祐機 他
主催:セリオ株式会社
企画・監修:高浜市やきものの里 かわら美術館
展覧会詳細はこちら …
いよいよ「カソケキ+チカラ」展が8月24日(土)よりスタートします。
今企画展では、今村 源さん、大路裕也さん、小東恭子さん、
田辺由子さん、辻 隆行さん、藤岡祐機さん、宮永愛子さんの7名にご出展いただきます。
今日ご紹介するのは、宮永愛子さん。
宮永さんは、日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩を使ったインスタレーションなど、
気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品を制作されています。
十和田奥入瀬芸術祭への出展や、日産アートアワード2013のファイナリスト8名に選出されるなど、
今最も注目されているアーティストです。
会期中は、宮永さんの作品集なども販売いた …