6月25日(木)に第12回滋賀県施設合同企画展の第1回実行委員会を開催しました。
先日、NO-MAのブログで本展について参加募集をしていましたが、今年は29施設の参加をいただき、いよいよスタートしました。
実行委員会は月1回、NO-MAの近くを会場にして行っています。
最初の実行委員会なので、自己紹介のほか、運営体制や開催概要について説明をし、協議を行いました。
毎年参加していただいている職員さんや今年初めて参加いただく施設、職員さん、若手の職員さんに引き継ぎをするためにお二人で来られた施設もいらっしゃいました。
これは昨年度までの開催報告をしている様子です。
昨年度の …
NO-MAを開設した2004年から毎年開催すること12年目。
近年は、ing展(アイエヌジー展もしくはイング展)の通称で馴染まれている展覧会が、今年も始まります。
第12回滋賀県施設合同企画展(通称:ing展)は、滋賀県内の障害福祉施設職員とNO-MAが実行委員会を組織し、企画・展示を行う展覧会です。
第1回の実行委員会を6月25日(木)に控え、ただいま滋賀県内の障害福祉施設を対象に参加申込を受け付けています。(締切:6月19日(金))
※ブログの最後に概要と申し込み先をご案内しています。
年間を通して、月に1回の実行委員会で協議を重ねて本展はつくりあげられます。
展示企画 …
6月13日(土)、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて、企画展「鳥の目から世界を見る」関連イベント「超高速!中山道行脚」が開催されました。
講師である竹岡寛文さんは、「野間の間」など、NO-MAの事業にも関わってくださっているデザイナーさんです。
そんな竹岡さんですが、学生時代に一念発起し、深夜バスで東京へ。
そしてなんとそのまま、中山道を歩いて、京都は三条大橋まで帰るというなんとも壮大な試みを実行に移されました。講演の第一部は、その行程のあらましをご説明いただきました。笠をかぶり、現代に逆行するかのように歩き続ける竹岡さんの姿がとても印象的でした。
日程にしておよそ三週間 …
現在開催中の企画展「鳥の目から世界を見る」展に寄せられた感想等を紹介します。
来館された方にご記入いただいたアンケートから、ご意見・ご感想を原文のまま掲載しております。
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・子どもの頃、新聞に入っていたチラシの裏に、想像の町の地図を書いていたのを思い出しました。
その頃、何を考えてそれを書いていたのか覚えていませんが、きっと同じような心境だったんだろうな
と思いました。
・アール・ブリュットの持つ、ナマのエネルギー、うねりが心地良かったです。
・人間が持つイメージの …
「鳥の目から世界を見る」展の楽しみ方――吉田初三郎――
現在開催中の「鳥の目から世界を見る」展ですが、テーマはずばり「鳥瞰図」です。
「鳥瞰図」、別名では「鳥目絵」。まさに、「鳥の目から世界を見た」ような、遥か上空の視点から世界を描いた絵のことです。
本展で展示している作家の一人、吉田初三郎は、日本の「鳥瞰図」の代表的な絵師として知られています。
初三郎は、大正から昭和にかけて活躍し、日本各地の観光パンフレットの挿絵などを描きました。
吉田初三郎の絵は当時の人々の鉄道旅行のガイドブックやお土産としても大変好まれたようです。そんな彼の作品ですが、細かいところを注意深く …
大型連休に入り、4月29日(水・祝)から開催されています「鳥の目から見る世界」展には多くのお客様にご来場いただいております。
今回は鳥の目から見る世界展の少し変わった鑑賞方法をご紹介します。
NO-MAの会場では写真の虫メガネを皆さんにご案内しています。
今展の作品はとても細かく描き込まれていることもありますが、見る人が空を飛ぶ鳥の目から見たかのような視点を感じる作品が多く展示されています。
中でも大正―昭和にかけて活躍された吉田初三郎さんの作品は細部まで緻密に描かれていることもあり、展示ケースぎりぎりまで近づいて鑑賞されている方もちらほらとお見かけします。
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企画展「鳥の目から世界を見る」スタートしました。
好天に恵まれ、オープニングイベントにはたくさんの来場者がありました。その様子をご紹介します。
本展アートディレクターのはたよしこさんがナビゲーターとなり、作品と作家を紹介しました。
NO-MA入ってすぐに展示しているのは、山田美智子さんの作品です。ご本人と所属するやまなみ工房職員の牧原さんも来場され、作品について丁寧にお話しされました。
続いて「大正の広重」と言われた吉田初三郎氏の作品です。観光案内図などのパンフレットの展示がほとんどのため、作品点数が多く、見応えがありますよ。
白石裕則さんの作品 …
明日よりスタートします企画展「鳥の目から世界を見る」。
展示のようすをレポートします。
《展覧会の詳細はこちら》
こちらは吉田初三郎氏の作品の展示をしています。出展するパンフレットはどれも印刷が美しく、見応えがあります。近畿圏のパンフレットが多く、皆さん身近に感じられるのではないでしょうか。スタッフの背後の額は彦根城を中心とした鳥瞰図が展示されます。
こちらは香川定之さんの作品展示しています。紙を埋め尽くすように描きこまれた作品を慎重にパネルに展示していきます。
今回は描きこまれた作品をじっくりと鑑賞するような作品がほとんどです。時間に余裕をもってお出かけください …
企画展「鳥の目から世界を見る」出展作家と作品をご紹介します。
山田美智子《6人の巨人と仲間》2014年 767×1087mm
画用紙、マーカー
山田美智子 Yamada Michiko(1977‐ 滋賀県在住)
普段は図案を元にした刺繍や織りを活動の中心に据え、喫茶のスタッフとしても働いています。作品はいたってシンプルで、無駄がありません。最初に、人物の写真からモチーフを選び、慎重に鉛筆で下書きをしています。人物と余白のコントラストは存在感が強く、見る者を立ち止まらせ語りかける作品です。
吉田初三郎《叡山頂上一目八方鳥瞰図》
1926年 520×380mm
パ …
企画展「鳥の目から世界を見る」出展作家と作品をご紹介します。今回は本展のチラシに掲載されているお二人です。
戸舎清志《街と車のある風景》
1982年頃~2015年 381×521mm
紙、鉛筆、ボールペン、絵の具 photo 高石巧
戸舎 清志 Toya Kiyoshi(1969‐ 島根県在住)
彼が描く街の俯瞰図には、建築物以外の道路や駐車場をはじめ空き地などのすべての空間が、車でぎっしりと埋め尽くされています。描かれている建築物は、実在するもので、毎日の職場へのバス通勤の風景を厳密に記憶して、それらを組み合わせて描いています。描き始めた中学生の頃は、絵の中に人間の姿も …