「これ、すなわち生きものなり」展のトップスライドを追加しました。
今回の企画展出展者の魲万里絵さんをクローズアップしたものです。
思い思いポーズで並ぶ人形達を見て、「・・・あれ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
というのも、これまでの魲さんの作品は絵画が紹介されることが多かったことと思います。
魲さんの人形作品をご覧になった方は少ないのではないでしょうか。
それもそのはず、実は、この人形たち、今回の企画展が本邦初公開なのです。
魲万里絵さんの人形の作品を鑑賞できるのは、ボーダレス・アートNO-MA企画展「これ、すなわち生きものなり」だけです!
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企画展「これ、すなわち生きものなり」後期展示が好評開催中ですが、今週末の11月14日(土)、15日(日)は関西文化の日として企画展を無料開館いたします。
関西文化の日の参加施設は以下をご覧ください。
http://www.kansaibunka.com/bunkanohi/
前期展をご覧いただいた方へはリピーター特典がございます。(チケット半券か引換券をお持ちの方)
後期でも多様な生き物の表現をご覧いただけます。
この機会にぜひNO-MAへお越しください。 …
先週に引き続き、「これすなわち生きものなり」展関連イベント、小松和彦氏(文化人類学者、民俗学者)の講演会の様子をお届けします。
小松和彦氏
前回は、妖怪とはなんであるか、宗教との結びつきや、芸術との結びつきという側面からのお話しでした。後半は、妖怪の歴史、文化は都市と農村部では少し違うということで、その両者を眺め、日本の妖怪を見ていこうというお話しです。
日本において妖怪が出てきたのは、12~3世紀頃の絵巻物が初めだそうです。有名なものに蜘蛛の化け物が描かれている京の絵巻物があり、猫のような狸のような顔をしていて、身体は蜘蛛という「土蜘蛛」が描かれているものです。これはヨ …
後期展6名の出展者より江本創さんをご紹介します。
江本さんがつくりだす生き物たちは一見本物かと目を疑ってしまいますが、これらは”世界中に密かに生息する未確認の奇妙な生き物を追い求める博士が、助手である江本とともに世界中を旅し、不思議な生物を各地で発見する”という江本さんが設定する物語から生み出されています。
近年は群馬や愛知の美術館での企画展や、越後妻有アートトリエンナーレなどでご活躍されています。今回は21点と多くの幻獣の標本が展示されています。
江本さんの不思議な世界をNO-MAでご覧ください。
※写真:大西暢夫 …
企画展「これ、すなわち生きものなり」展に寄せられた感想を前期を中心にご紹介します。
来館された方にご記入いただいたアンケートから、ご意見・ご感想を原文のまま掲載しております。
後期では出展者が入れ替わり会場の雰囲気も違います、皆様のお越しをお待ちしています。
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・2階の展示がとても良かった。和室を上手に活かしていると感じた。雨の日にもまた来たいと思った。違った印象を楽しめそうなので…。
・ここに来るとピカソの言葉を思い出します。「子どもは誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でい …
今週から2週にわたり、10月24日に開催された「これすなわち生きものなり」展関連イベント、小松和彦氏(文化人類学者、民俗学者)の講演会の様子をお届けします。
40年近く妖怪のことを研究しておられる先生。最近妖怪は非常に話題になっており、隔世の感があるとのこと。
「妖怪とはなんだろう?」ということからお話は始まりました。先生が支えにしてきた言葉があるそうです。それは物理学者で有りエッセイストでもあった寺田寅彦さんが「化け物の進化」という本のなかで、100年近くも前に書かれたエッセイの中にあるそうです。「人間の進化の道程において化け物が最も優れている。人間は他の動物と違って文化を持っ …
企画展「これ、すなわちの生きものなり」、後期展示も多くのお客様へご覧いただいています。
今回、出展者の作品ポストカードを作成いたしました。
お気に入りの作品があった方へは、気軽にお買い上げいただけるようになっています。また、お土産にもいかがでしょうか?1枚150円で販売しています。
NO-MAオリジナルグッズとして販売しているほか、リピーター特典として、前期をご覧いただいた方で半券またはグッズ引換券をお持ちいただくと1枚プレゼントさせていただきます。
NO-MAだけでなく、ホームページのグッズコーナーでもお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。 …
ボーダレス・アートミュージアムNO-MAの新しいグッズが完成し、先日よりショップコーナーで販売を開始しました。
今日はそのグッズをご紹介いたします。
まずは、オリジナルトートバッグです。黒と生成の2色ございます。
厚いキャンパス生地で、広めのマチがありますので本などたくさん入れても大丈夫です!
肩にかけられるように持ち手も長くなっています。
1つ1000円(税込)になります。
こちらはダイカットメモ帳です。大きさが15cmくらいで、一筆箋としてもお使いいただけます。
バラエティに富んだ6種類を作りました。
皆さまはどれが好みでしょうか。
1つ380円ですが …
NO-MA企画展「これ、すなわち生きものなり」の後期展がはじまっております。前期のNO-MAにいた生きものたちは去っていきましたが、また新たな架空の生きものたちがやってきました。晩秋を迎えるNO-MAも、架空生物たちの住処になっております…。
さて本日は、NO-MAの特色の一つともいえる「蔵」における今期の展示風景の様子をご紹介します。
陶土で製作されたこれらの作品は、アール・ブリュットの作り手である濱脇忍さんの手によるものです。
タイトルは、すべて《さぼてんのこども》です。
まるで本当に地面から「にょきっ」と顔を出しているかのような《さぼてんのこども》たち。蔵はとても …
今週も、京都大学こころの未来研究センター教授の鎌田東二さんにお話を伺いました。
鎌田東二さん(左) アサダパーソナリティ(右)
アール・ブリュット作品について、「ワンパターン」ということのほかに気づいたことについてお聞きしました。
「小ささの中に世界がある」「微小と巨大が混在している」ことだと言います。小さいモチーフの単なる繰り返しに見えるが、繰り返されるうちに一気に別の次元に転化している様子が見えるそうです。また、「地図」のように見える作品も多いとのことです。
先週のお話にもありましたが、現実界だけでなく異界ともつながっている、そういう世界があると鎌田さんは考えていらっ …