早いもので、2014年最後の1日となりました。
2014年、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAは開館10周年を迎えました。
NO-MAを拠点にアール・ブリュットの展覧会や講演会、書籍の出版など様々な事業を行ってまいりました。
その中でたくさんの方々と出会い、多くのご支援とご協力をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
NO-MAの10年間のすべてが詰まった書籍『ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 10年の軌跡―境界から立ち上がる福祉とアート―』も沢山の方に手に取っていただいており嬉しく存じます。
2015年も、滋賀・近江八幡のNO-MAから、アール・ブリュットの …
今週は、現在NO-MAで開催中の、「第11回滋賀県施設合同企画展」の出展者の制作現場から現地リポートです。28人の出展者の中から、お二人の現場を訪ねました。
お一人目は、滋賀県東近江市にある「きらり庵」に通う、中川猛義(なかがわたけよし)さんの下を訪ねました。
中川猛義さん
中川さんの制作の様子を伺う前に、中川さんが普段制作をしている「きらり庵」とはどんなところなのか、支援員の櫻井真実(さくらいまさみ)さんに教えていただきました。きらり庵は、障害のある方が身辺面のお手伝いをしてもらいながら、創作活動などをして日中を過ごす場です。
中川さんはここに通う中で、いろいろな作品を作 …
本日、第11回滋賀県施設合同企画展に出展されている山本サユリさんが、しあわせ作業所の皆さんと来館されました。
撮影に快く応じてくれた山本サユリさんです。
展示されている作品をしあわせ作業所のみなさん、じっくりと鑑賞されています。
山本さんの作品を前に、「この絵をサユリさんが描いたん?」、「すごいやん」、「私、色を塗りきるまでに飽きてしまうわ」と
和気あいあいと皆さんがお話をされているのが印象的でした。
こころと身体が落ち着くようにと描かれているそうで、絵の中に動物の形が隠れていたり、人の形に見えたりするそうですが山本さん自身も描いているときには全く気付かず …
平成27年4月採用 社会福祉法人グロー 正規職員(法人本部企画事業部)の求人情報をお知らせします。
職種:自立生活支援員
職員区分:正規職員
業務内容:障害者等の芸術作品および表現活動に関する業務、モデル的福祉サービスの実践および研究に関する業務
勤務地:法人本部 企画事業部(近江八幡市安土町下豊浦4837番地2)※人事異動による法人内での異動あり
※詳細については、社会福祉法人グローホームページをご確認ください。 …
「滋賀県施設合同企画展」では、出展施設で作られているグッズや書籍販売も展覧会の目玉の一つとなっておりそれぞれのグッズで溢れています。
昨年の様子はこちらから→http://no-ma.jp/old/?p=7598
それぞれの施設の特色を生かしたグッズがたくさん並んでいます。
グッズ紹介ポップは委員さんに書いていただきました。
グッズの魅力を存分に知っている皆さんだからこその内容に、使い方等のイメージがしやすいかと思います。
今展で11回目を迎えるing展ですが、来館された方からは「以前のing展で購入したグッズを今でも重宝しています」などの …
先週に引き続き、音楽家の谷川賢作さんをお迎えしてお話を伺いました。
10月の現地リポートで取材した「ほほえむちから」レコーディング。谷川さんはこのレコーディングにもピアノで参加してくださいました。この楽曲の作曲は小室等さん、そして作詞は谷川さんの御尊父でもある詩人の谷川俊太郎さん。今回の糸賀一雄記念賞第十三回音楽祭のフィナーレでも出演者、観覧者全員で歌ったこの歌を聴くところから、今回の放送は始まりました。
谷川賢作さん(左)アサダパーソナリティ(右)
話題はサックス奏者の坂田明さんに。坂田さんも糸賀音楽祭に過去2年出演し、「ほほえむちから」のレコーディングにも参加してくださっ …
現在開催中の「第11回滋賀県施設合同企画展 ~ing…障害のある人の進行形~」は、滋賀県内の福祉施設職員とボーダレス・アートミュージアムNO-MAが実行委員会を組織してつくりあげる展覧会です、ing展の魅力は作者さんに寄り添う職員だからこそ魅せることができる展示やイベント、カタログからイベント内容となっています。
※実行委員会の様子等は過去のブログをご覧ください。
今回は、作者さんに寄り添う委員さんたちと話し合い出来上がった展示についてご紹介いたします。
写真は川越壮真さんが制作されました作品の展示コーナーです。
川越さんは施設で作られているポチ袋に絵を描かれており、裏面に描い …
今年一番の大雪となりましたが、「第11回滋賀県施設合同企画展」の出展者の奥村庄一さんが湖南ホームタウンの皆さんと来館されました。
奥村庄一さんです、恥ずかしそうですが撮影に応じてくれました。
いつも一緒に造形をしている奥村さんの作品が展示されていることに、一緒に来られた皆さんが「奥村さんの作品だ」、「すごいなー」と奥村さんに話しかけられ、とても嬉しそうでした。
職員さんからは「奥村さんのコーナーがあってうれしい!」と奥村さんの作品がじっくりと見られる展示に喜ばれているのが印象的でした。
寒い中お越しいただきありがとうござました。 …
今回はピアニストの谷川賢作さんをお招きしました。谷川さんは、これまで演奏家として様々な楽団やコンサートに出演され、NHKの歴史番組「そのとき歴史は動いた」の楽曲など、様々な作・編曲のお仕事もされています。そんな谷川さんは3年前から、滋賀県における障害のある人の表現活動ワークショップに関わっておられ、先週の放送でリハーサルの様子を取り上げた、湖南ワークショップグループとのセッションはおなじみです。彼ら彼女らとのセッションを通じて感じること、障害の有無を超える音楽表現の可能性について語っていただきました。
谷川賢作さん(左)アサダパーソナリティ(右)
谷川さんが、滋賀県で表現活動ワ …
毎年秋に、栗東芸術文化会館さきらにおいて開催される糸賀一雄記念賞音楽祭は、びわ湖を囲むように県内7つの施設で表現活動を行う障害のある人と、プロのアーティストが一体となって表現することの喜びを分かち合うフェスティバル。今日は、このフェスティバルに参加する湖南ワークショップグルームのダンスと音楽の現場をレポートしました。
ウェーミングアップの様子
今回、湖南ワークショップグループは、谷川賢作さん、高良久美子さんと共演しました。二人のアーティストを交えたリハーサルは、この日が初めて。じっくりウォーミングアップした後、いよいよセッションが始まりました。セッションが始まったにも関わらず、 …