Culture NIPPONシンポジウム
文学が繋ぐ人と人
~2020年とその先の未来へ向かって~<東京大会>
オリンピック・パラリンピック競技大会は、スポーツの祭典であるとともに「文化の祭典」です。
文学や文学を中心とした文化プログラムを取り上げることにより、次の世代を担う若者に対し、文学への興味を喚起するとともに、場所や時代を超えて人々を繋ぐ文学の力を伝え、未来へのレガシーとします。
日程:2019年2月9日(土)13:00~16:15(予定)
会場:江東公会堂 ティアラこうとう 大ホール(東京都江東区住吉2-28-36)
■オープニングアクト
大前 …
後期の初日である19日(土)に、オープニング・ギャラリートークを開催しました。
作者7名と実行委員12名による作品のお披露目。
本展アドバイザーで美術家の野原健司さんにも展示の最終形をご覧いただきました。
「これは吊るんじゃなくなったんですね」
と気づいていただくと、展示プランから設営までの紆余曲折をご説明。
吊る予定であった作品は最終的に、施設利用者の方々が拾ったどんぐりを作品の周りにあしらって、壁に展示されました。
和紙に描かれた作品のぬくもりが伝わるように、木や自然のものを展示素材として利用することにされたのです。この展示は、実行委員と作者と利用者 …
現在フランスでは、東京都とパリ市の文化交流事業「パリ東京文化タンデム2018」の一環として、日本のアール・ブリュット作品を紹介する展覧会「アール・ブリュット ジャポネⅡ」がパリ市立アル・サン・ピエール美術館にて開催されています。
「アール・ブリュット ジャポネⅡ ライブ展」では、「アール・ブリュット ジャポネⅡ」の出展作家52名のうち15名の作品をご紹介いたします。作家固有の視点で切り取られた日常を感じていただける作品や、思いがけない素材で作られた魅力あふれる作品をお楽しみいただけます。
あわせて、現地フランスでの展覧会の様子をパネルや映像でご紹介するとともに、アール・ブリュットと人の多様 …
﨑元由美子(社会就労センターあおぞら)
お墓との出会いは、約10年前。
石材店に出かけた際、心魅かれるものがあった。
彼女の心を掴むものは、それだけではない。
祭壇、仏壇に霊柩車。広告を見つけてスクラップを作り、「ええやろ」と嬉しそう。
自宅や作業所での空き時間には、「お墓タイム」がはじまる。
色鉛筆で描くカラフルなお墓、集めたお墓の広告を切り抜いてのコラージュ。
仲間の誕生日を祝うのも、やっぱりカラフルでポップな「ハッピーバースデイお墓」。
お墓は、彼女にとって何よりも、身近で、心落ち着く"癒し"なのかもしれない。
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清水幸太郎(放課後等デイサービス第2ももスマイル)
幼い頃から車が大好きだった彼。
市販のミニカーでは手に入らない自分だけのオリジナルカーを模索した。
手近にあったのは、レゴブロック。クレヨンで着色した紙をボディに貼り付け、ナンバープレートにもこだわる。
手に取り、いろんな角度から眺めるだけで、彼に訪れる至福の時間。
デコトラに建設現場用車輛、レースカー……
タイトルはすべて、「俺の愛車」である。
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現在開催中の「第15回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~」展。
前期開催は2019 …
ただ今、NO-MAでは、来場いただいた方にいつでもだれでも参加いただけるワークショップを、期間ごとに内容を変えて実施しています。
第2弾の今回は、出展者の太田浩一さん(信楽青年寮)の創作を追体験いただける「ペットボトルで作品づくり」。
太田さんの作品は、ペットボトルの中に身の回りにある色々なものを入れて作られました。
最初は、大好きな広告。
こつんと落ちた音が響くのは、ボタンや使いかけの鉛筆。
裂いて入れる感覚が味わえる生地。
光を浴びて色が変わる、ビーズやビニール。
お気に入りの感覚で素材を詰め込むと、そこには自分だけの世界観があらわれるよう。
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目片克尚(さくらはうす)
毎朝、彼はボードを手にする。ボードの上には紙、手にはボールペン。
何を一生懸命書いているのか、それとも描いているのか。
トントントントン
無数の線、無数の点が白い紙の上に無造作にあらわれる。
傍らには、同じようにボードや連絡帳を使い利用者の情報を書き込む職員の姿がある。
彼は一緒になって書き込みを行なっているのだろう。何かを伝えたいのか、何かが伝わるのか。
無数の書き込みの中に、何かが表れている。
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目片さんがNO-MAに来館された際、「いつでもだれでもワークショップ」のクリアファイルで作品づく …
山本恒 (甲賀福祉作業所)
彼が生み出したキャラクターは「バウムマン」。
バウムクーヘンを製造するかたわら、空いた時間にPRするためのキャラクターを考えたのだ。
フェルト素材の温かみと、フォルムの愛らしさ、色味の絶妙なバランスに、バウムクーヘンへの"愛"がにじみ出ている。
甲賀福祉作業所内にある甲賀バウムクーヘン工房の公式キャラクターとしても活躍中だ。
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2018年12月14日、甲賀福祉作業所の総勢36名の方に来館いただきました。
その中には、作者の山本さんも。
バウムマン顔出しパネルに思いっきり顔を出して撮影できるのは、作者だけの特 …