NO-MA次回展「大西暢夫写真展 ここは、わが町」の情報を公開いたしました!
写真家・映画監督の大西暢夫は約20年にわたり、ダム建設と長い間向かい合ってきた全国の山里を巡り、そこに生きる人たちの住まいや暮らしぶりをカメラに収めてきました。また2011年の東日本大震災以降は、被災地である東北沿岸部を訪れ、その風景の撮影や、人々へのインタビューも続けています。
本展では、大西のライフワークともいえるこれらの仕事を集中的に紹介します。
作品には、困難を抱えながらも日常を大切に生きている人々が、表情豊かに写っています。その光景からは、私たちの日常とも重なり合うものを見つけられるかもしれません …
今回は、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域生活支援推進室の相談支援専門官 大平眞太郎さんをゲストにお迎えします。この数年、障がいのある人々が自分の地域でより良く暮らすための様々な支援のありかたについて、議論が進んでいます。障害のあるそのひとり一人の暮らしに必要なサービスを計画することはもちろんのこと、その人に一層寄り添ったより良い支援をする為に大切なのが「相談支援」といわれるもの。大平さんは、長年、この相談支援体制を充実させ、相談支援専門員のスキルアップのための研修などを滋賀県内を中心に行ってきました。そんな大平さんは、現在は厚生労働省で相談支援専門官をして活躍されているわけで …
「HELLO開眼」展関連イベントとして、滋賀県の歴史・民俗に関する専門家、大沼芳幸氏による講演会を開催します。
県内に数多ある山岳信仰を題材に、信仰と造形の関係を探る2回講演です。
“悟り”や“魂”など不可視な世界について考えるきっかけを与えてくれる展覧会“HELLO開眼”と併せて、奮ってご参加ください。
・その1 6月17日(土)13:30~15:00
「カミ宿るところ―近江の聖地」
・その2 7月8日(土)13:30~15:00
「姿なきカミの姿―造形への衝動」
講師:大沼芳幸(公益財団法人滋賀県文化財保護協会・普及専門員)
(NPO法人歴史資源開発機 …
アール・ブリュットをはじめとする障害者の芸術文化に関する専門的な知識を有し、国際的な舞台で活躍できる人材の発掘・育成を目的として、①NO-MA企画展、②日本とアジアのアール・ブリュット展をNO-MAと共同制作するキュレーターを公募します。
応募資格は、国籍、年齢、性別、資格・経験の有無、個人・団体すべて不問です。
アール・ブリュットに魅力を感じ、自らの言葉でその魅力を語れる人材に出会えることを楽しみしています。
詳細な公募内容と応募用紙については以下からダウンロードしてご覧ください。
平成29年度ボーダレス・アートミュージアムNO-MA企画展キュレーター公募要項
…
儀礼や所作というのは、特別な場所で行われるものから、日常に浸透しているものまでさまざまですが、個人レベルで新たにつくり出すということも、当然ありえますね。
吉田格也さんが毎日毎日、ご自宅で行っている表現を見ていると本当にそう思います。
展覧会では、吉田さんが生み出し日々行っているいくつかの儀礼的な表現のうち、3つをピックアップして紹介しています。
ひとつは、水の入ったペットボトルを並べ見守る行い。
ふたつめは、自作の扇子を並べ見守る行い。
そしてみっつめは、天国につながっているという階段の絵をロール状につなげる行い。
それらの表現は、神聖な聖域をつくるか …
新聞記事では、出展者・入江早耶さんの作品を中心に紹介されています。
掲載されている「カンノンダスト(菊理媛神)」は本展出展作。タイトル末尾の“ダスト(ごみ)”に表されるように、作品はイメージをケシゴムで消し、そのカスを利用して形成する、というプロセスで生み出されます。本当に気の遠くなるプロセスを経てできた作品は、観ていると神聖な驚きへと導いてくれます。
「カンノンダスト(菊理媛神)」2015
素材:掛け軸、消しゴムのかす
入江さんには、イメージに大津絵を扱った新作も発表してくださいました。また、意外な場所に意外な作品も展示しています。
どんな作品かは内緒です。ぜひ皆さんの …
HELLO開眼展関連イベント「ヨルノマヒソヒソトーク」開催のお知らせです。
NO-MAと第二会場のカネ吉別邸は、本展の展示会場ですが、生活感が溢れる町家でもあります。そのため日中と夜とでは、自然光の影響から会場の印象ががらりと変わります。
今回のギャラリートークでは、薄暗く鎮まりかえった会場を舞台に、本展担当者が作品を解説します。しかもヒソヒソ声で……
夜の町屋空間と、神がかり的な作品。ちょっと不思議な世界観をどうぞご体験ください。
ギャラリートーク「ヨル ノマ ヒソヒソ トーク」
日 時:5月13日(土)18:30~20:00
集 合:NO-MA
定 員:20名(要予約 …
昔、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲の最後の方で、「カッ!!」という効果音が鳴り、妖怪が一斉に出てくるというのがありました。わたしはいつも、さあこれから「カッ!!」が来るぞと心構えて見ていました。来るぞ、来るぞと。しかしいつも決まって「カッ!!」に驚かされるのです。頭では分かっているのですが。
なぜこのような話をしたかというと、本展出展者の木村賢史さんの面を観ると、いつもその「カッ!!」を思い出すのです。「カッ!!」というか、雷が落ちるみたいな「喝ッ!!」が頭の中に鳴り響きます。
木村さんの作品は、第二会場であるカネ吉別邸の細い廊下を抜けた一番奥の蔵に展示しています。分かって …
HELLO 開眼」展のカタログ、会場で販売中です。
チラシとは打って変わってシンプルなデザインです。そしてその中身。ここではお見せしませんが、結構、濃いです。
図版のページでは、作者の制作には欠かせない、そして、かけがえのない「場」を写真集的に紹介しています。
さらに、本書では、イベントでも講話いただく作家、田口ランディさんの寄稿文も収録しています。それがまた生々しさもあり、神聖さも帯びており、不思議な気分に浸れる文章です。展覧会に来られたら、ぜひ本書もご覧ください。本展を二度楽しめます。
カタログ詳細はこちらから
本展詳細はこちらから
…
今回は、富山県高岡市にて、障害のある人々の造形活動を支え、発信してゆくアートNPO障害者アート支援工房「ココペリ(COCOPELLI)」の代表を務められている、美術作家の米田昌功さんをゲストにお迎えしました。米田さんは自身も日本画家として活動され、また昨年まで富山県立高岡支援学校教諭として障害のある子どもたちの表現に触れ続けてきました。また、米田さんたちココペリのメンバーは、つい先日まで高岡市美術館にて「ヒカリノヒミツ アール・ブリュット◎TAKAOKA」を開催されていたり、富山の地から積極的、地道にアール・ブリュットの魅力を発信してこられています。そんな米田さんに、自らの美術家、また美術教員 …