展覧会「鳥の目から世界を見る」展の関連イベント、山口晃さんの講演会の収録、後編をお送りします。
5月30日(土)に行われた講演会には、100名を超える方がいらっしゃいました。
関東や中国地方からお越しくださった方もおり、山口さんの魅力をお客様からお聞きしたり、とても印象的な一日になりました。
山口さんの話に耳を傾けるたくさんのお客様
さて、今日の放送では、まずは子どもの絵についてのお話しをしてくださっています。子どもは迷わないのですと語る山口さん。「色を塗る」という行為からも、大人と子どもの違いが表れるそうです。一色一色、色が混ざらないようにと筆を洗う私たち大人に対 …
現在、NO-MAで開催中の展覧会「鳥の目から世界を見る」展の関連イベント、山口晃さんの講演会の収録をお送りします。山口さんは、本展の出展者であり、5月まで開催された個展「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」(水戸芸術館現代美術ギャラリー)では、テレビ番組でも特集されるなど、多くの方が山口さんワールドに引き込まれ、魅了されました。
今展は、「俯瞰図」「鳥瞰図」をテーマにしています。山口さんは、時空が混在し、古今東西の様々な事象や風俗が描き込まれた都市鳥瞰図・合戦図などを描かれています。本展で展示している作品《百貨店圖 日本橋三越》は、デパートの中にどんな人たちがいて、何をしているのかがつぶさに …
私たちは、2017年にフランス・ナント市で、2018年にはスウェーデンで、芸術文化交流事業を行います。
その協議のため、6月3日(水)~11日(木)にかけて、両国に出張に行ってきましたので、少しその内容をレポートします。
今回は、スウェーデンについてです。
訪問したのは、スウェーデン・ストックホルムです。
2018年はスウェーデンと日本の国交樹立150周年にあたります。
スウェーデンでは、欧州日本研究所(EIJS)のプロジェクト2018の研究会で(社福)愛成会の小林瑞恵さんによる講演、特別支援学校や障害者アートのアトリエの視察などを行いました。
●小林さんの講演「ArtBr …
NO-MAを開設した2004年から毎年開催すること12年目。
近年は、ing展(アイエヌジー展もしくはイング展)の通称で馴染まれている展覧会が、今年も始まります。
第12回滋賀県施設合同企画展(通称:ing展)は、滋賀県内の障害福祉施設職員とNO-MAが実行委員会を組織し、企画・展示を行う展覧会です。
第1回の実行委員会を6月25日(木)に控え、ただいま滋賀県内の障害福祉施設を対象に参加申込を受け付けています。(締切:6月19日(金))
※ブログの最後に概要と申し込み先をご案内しています。
年間を通して、月に1回の実行委員会で協議を重ねて本展はつくりあげられます。
展示企画 …
6月13日(土)、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて、企画展「鳥の目から世界を見る」関連イベント「超高速!中山道行脚」が開催されました。
講師である竹岡寛文さんは、「野間の間」など、NO-MAの事業にも関わってくださっているデザイナーさんです。
そんな竹岡さんですが、学生時代に一念発起し、深夜バスで東京へ。
そしてなんとそのまま、中山道を歩いて、京都は三条大橋まで帰るというなんとも壮大な試みを実行に移されました。講演の第一部は、その行程のあらましをご説明いただきました。笠をかぶり、現代に逆行するかのように歩き続ける竹岡さんの姿がとても印象的でした。
日程にしておよそ三週間 …
ラジオ番組「Glow生きることが光になる」6月のゲスト保坂健二朗さん「アール・ブリュットはどこへ向かう? その魅力と可能性について」後編
先週に引き続き、東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんにお話しを伺いました。
保坂健二朗さん
保坂さんとNO-MAとの関わりは先週のお話しにもあったように、2006年の「快走老人録」のレビューを美術雑誌編集者から依頼されたことに始まります。後編まずは、この展覧会のテーマにもなっていた、老いることとアール・ブリュットないしは表現すること、ということへの関心についてお聞きしました。
保坂さんが専門とされている中にフランシス・ベーコンがい …
東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんをゲストにお迎えします。保坂さんはこれまで、近現代芸術を専門とする一方でアール・ブリュッ卜も研究テーマの一つとし、アール・ブリュットにまつわる展覧会の企画や監修、執筆、各種委員会のアドバイザーなどを務めて来られました。ボーダレス・アートミュージアムNO-MAとも親交が深い保坂さんに、これからのアール・ブリュットの広がりに期待すること等を率直に伺いました。
保坂健二朗さん(左) アサダパーソナリティ(右)
まずは、「近現代美術が専門」ということはどういうことなのかという率直な質問からスタート。保坂さんは美術にそんなに詳しくない、触れた …
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA企画展「鳥の目から世界を見る」ですが、おかげさまで大好評開催中です。
NO-MAでは、本展の図録を販売しております。
「鳥の目から世界を見る」展の魅力が詰まった内容の濃い図録に仕上がっております。
購入に際しましては、直接会場でお求めいただくか、またはNO-MAホームページからでも注文いただけます。
展覧会図録「鳥の目から世界を見る」
価格:1,200円
重量:100g
ページ数:カラー24p
サイズ:21×29.7×0.3cm
グッズ・書籍ページ
http://no-ma.jp/old/?category_name=ca …
現在開催中の企画展「鳥の目から世界を見る」展に寄せられた感想等を紹介します。
来館された方にご記入いただいたアンケートから、ご意見・ご感想を原文のまま掲載しております。
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・子どもの頃、新聞に入っていたチラシの裏に、想像の町の地図を書いていたのを思い出しました。
その頃、何を考えてそれを書いていたのか覚えていませんが、きっと同じような心境だったんだろうな
と思いました。
・アール・ブリュットの持つ、ナマのエネルギー、うねりが心地良かったです。
・人間が持つイメージの …
今週は、現在NO-MAで開催中の展覧会「鳥の目から世界を見る」の現地からのリポートです。
展覧会の企画者、はたよしこNO-MAアートディレクターから、どんな展覧会で、どんな作者さんが出展しているかをお話しいただきました。
左 はたよしこディレクター
展覧会のタイトルからわかるように、今回は鳥瞰図的な作品を集めた展覧会。全国のアール・ブリュットの作者と出会ってきたはたさんは、俯瞰した位置からの作品を描く作者が少なくないことに気づき、いつかそれらを集めた展覧会をしたいと企画を温めていたそうです。
今回は6人の作品が出展されていますが、そのうち3人の作者について、作品の特徴や …