7月のスタジオトークのゲストは、滋賀県立大学地域共生センター助教の上田洋平さんです。
四季折々の趣を見せる山々と日本一の琵琶湖が奏でるシンフォニー。
滋賀ではこのような穏やかで美しい環境の中で、自然と共生する独自の文化が育まれてきました。
また、滋賀の福祉の歴史を背景にしたアール・ブリュットの存在も、生活の中から紡ぎ出された美術と考えられるのかもしれません。
滋賀県のさまざまな地域で心象図法(※)を実践し、「美の滋賀アートマップ」づくりでは、アートマップ編集委員長も務められた上田洋平さんに、滋賀ならではの生活美やアール・ブリュットについて2回にわたってお話しいただきます。
※心象図法 …
「Timeless」展関連イベント「おとなの小学校」がいよいよ今週土曜日に迫りました。
準備も佳境に入り、力が入ります。お天気もなんとか持ちこたえてくれそうです。
「おとなの小学校」
日時:7月5日(土)9:00~15:00
集合:近江兄弟社小学校の浅小井新校舎
定員20名のところ、現在、数名のあきがありますので、悩まれている方や忘れていた!という方もぜひお早めにお申込ください。
お一人での参加、遠方からの参加者がほとんどですので、参加者同士でも楽しい交流をしていただけるかと思います。
個性溢れる先生の授業も、とてもユニークな内容で構成されています。
最後には、タイムカ …
今秋、医療や福祉分野の関係者と共働し、アール・ブリュット作品の全国公募を実施します。
主催はアール・ブリュット魅力発信事業実行委員会です。
現在、公募の事務局を務める社会福祉法人愛成会の方々と打ち合わせをしています。
応募作品や応募対象について、
入選された作品はどのように展示されるのか、
現在、開催要綱や応募用紙の確認をしています。
未知の表現、創作者と出会えることに、胸を高鳴らせながら準備を進めております。
随時、詳細についてはNO-MAホームページにてご案内いたしますので、ご確認ください。
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都築響一さんがつくる有料メールマガジンROADSIDERS' weeklyにTimeless展の記事が掲載されました。
NO-MAの展覧会を度々取材してくださっている都築さん。
今回も晴れた日の朝、NO-MAに来てくださいました。
本展で都築さんは、西澤彰さんが描く、真っ青な空を飛行する飛行機たちに一番魅入られたようで、「時をかけるアーティスト」と題して、記事を書いてくださいました。
都築さんならではの豊富な知識と独特な視点で作品と展示の魅力を捉えてくださっています。
天井に展示された西澤さんの作品を前に、
「寝ころんで見るのが正解かもしれない」
と都築さんも …
「Timeless 感覚は時を超えて」展が始まりました頃は春の日差しでしたが、最近では梅雨のしっとりとした空気に
包まれるようになりました。
会場の販売コーナーでは、出展者遠藤一郎氏のグッズを販売しております。
一部ご紹介いたします。
・ANREALAGE × 遠藤一郎「夢守り」
室内では白い色のお守りですが、太陽光に当てますと虹色に代わります。
お守りの中に入っている「夢書」に自分の夢を書いて、世界に一つだけの自分の夢を守るお守りになります。
・未来へ号バス、未来へ号3号シール
遠藤さんの活動に欠かせない、未来へ号がシールになりました。
車にも …
先週に引き続き、現在NO-MAで開催中の「Timeless 感覚は時を越えて」から現地リポートします。
今週も、出展者である美術家の椎原保さんに、展示構成を担当された1階会場の楽しみ方を教えていただきました。
展示の目玉の一つでもある「三橋清樹作品を手に取って観る」という鑑賞の仕方。コンシェルジュにより、厳かに桐箱から作品は取り出されます。今回はコンシェルジュを椎原さんにしていただきました。
専用の桐箱から作品が取り出される
(右がコンシェルジュ役の椎原保さん)
台紙に載せられた作品を、じっくり手元に寄せて見る
(実際に手に取るのは台紙)
裏には、絵にまつ …
NO‐MAでは、滋賀県から委託を受けて、複数箇所の県立施設等でアール・ブリュット作品の展示を行っています。今日はその中から、滋賀県立図書館での展示をご紹介します。
滋賀県立図書館では、県内の5人の方の作品を展示しています。中でも、吉川秀昭さんの作品は、「アール・ブリュット・ジャポネ」展(フランス・パリ)で展示され、最近まで国内を巡回していた絵画作品で、大きく見応えのある作品です。
ぜひ、お近くにお越しの際はお立ち寄りいただき、生の作品の魅力をお楽しみください。
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鳥取県では7月12日(土)より、「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会 あいサポートとっとりフェスタ」が始まります。
また、「あいサポートとっとりフェスタ」ではアールブリュット作品を一堂に展示する「そこにある美術 アール・ブリュット」展が9月6日(土)より約3か月間、鳥取県内3か所で巡回展示を行います。
鳥取県内外32名の作品が出展され、数多くの作品たちに出会える展覧会になります。
先日、「そこにある美術 アール・ブリュット」展に出展される作品の準備作業のお手伝いに行きました。
写真は準備風景です。
1点1点、丁寧に採寸され、どういった素材が使われているのか、作品 …
6月の現地リポートは、現在NO-MAで開催中の「Timeless 感覚は時を越えて」をリポートします。
出展者のお一人であり1階会場の展示構成も担当された、美術家の椎原保さん。椎原さんは、展覧会を観る人が、作品やNO-MAという空間と呼応し、物語すら浮かぶような仕掛けを随所に施しています。今回は、椎原さんに直接、その仕掛けのいくつかをこっそり教えていただきました。
写真中央が椎原保さん
1回目の今回は、椎原さんが今回の展覧会をどのように捉え、どのように空間を考えていったかをお聞きするとともに、入り口から入ってすぐにある、武友義樹さん(滋賀県)の作品を「体験」しました。
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開催中の企画展「Timeless」には、逆さまのアヒルとピンク色の石が宙吊りで展示されています。
写真から黒光りしているのがわかります。
ピンクの石は、アヒルと隣り合うように展示されています。
これを設置したのは、本展出展者の椎原保さんです。
アヒルが黒光っているのは、鉛筆の芯の粉末(グラファイト)を塗りこんでいるからで、石にはクレヨンが厚く塗りこまれています。
椎原さんは、今展で会場を構成するうえで、同会場に展示している三橋精樹さんの作品に強く惹きつけられたといいます。
三橋さんは、鉛筆や、クレヨンを使って記憶の情景を描くアール・ブリュットの作家です。
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