現在、NO-MAの階段から2階にかけての空間をすり抜けるように、針金の「菌糸」が張り巡らされています。
その先にあるのは、「キノコ」。
「カソケキ+チカラ」展が開幕して一週間が経ちますが、階段を上る時に気がつく(2階のキノコから菌糸に気がつく方もおられますが)浮遊感あふれる「彫刻」に、来館者の動きがぴたりと止まります。
本展出展作家の今村 源さんのNO-MAにしかない新作も見逃していただいては困りますが、現在、今村さんの展覧会が静岡市美術館で開催されていますので下記にご紹介します。
「わた死としてのキノコ・今村源」
会期:2013年8月6日(火)~10月27日(日)
会場: …
今日は、現在開催中のNO-MA企画展「カソケキ+チカラ」より、出展作家の小東恭子さんをご紹介します。
小東さんは、葉書ほどの小さな用紙に、黒、オレンジ、青などのカラーペン、修正液などを用いて描いていかれます。
彼女の作品は、
「何を」描いているのか、すぐにはわかりません。
しかし、
「何か」が描かれている。
多くの人は、絵の前を通り過ぎることができず、立ち止まって、じっくりと絵を見つめなおします。
これが、彼女の作品が持つ<強さ>です。
「これは何?」「どうしても気になる」という<ひっかかり>を、見る人に起 …
夜のNO-MAを楽しみませんか?
NO-MAでは、9月14日(土)、15日(日)にNO-MA界隈で行われる「八幡堀まつり」に併せて、18時から21時まで無料開館します。
当日は、小さな灯りで彩られた幽(かそ)けしNO-MAが出現します。ぜひ皆さまのお越しをお待ちしております。 …
8月24日(土)よりスタートした「カソケキ+チカラ」、
作品だけを展示するのではなく、その創作風景も映像で紹介しています。
こちらは辻 隆行さんの映像です。彼の部屋や、彼がこの作品を創っているときにどういった姿勢で望んでいるのかがわかります。
ちなみに、この映像はアートディレクターのはたと、NO-MAの学芸員によって撮影されました。辻さんの日頃の創作の様子を映像におさめるために、はたと学芸員はカメラ数台を駆使し、試行錯誤で作りました。この映像は、 ご家族とコピーを設置している店舗の方のご協力があったからこそ実現できたことです。
こちらは藤岡祐機さん。(わかりにく …
沖縄県の浦添市美術館で「アートキャンプ2013展 素朴の大砲」が9月12日(木)から23日(月)まで開催されます。
写真は展覧会チラシです。
「アートキャンプ2013展 素朴の大砲」は、アートキャンプ2001実行委員会が主催する展覧会で、2001年から5回にわたり開催されています。
「独自の表現世界を持つ障がい者の表現活動を支援する」ことを目的に実施されてきており、今回は沖縄県の作家26名の他、県外の作家4名の作品も紹介されます。沖縄県の作家のうち16名は今回が初めての作品発表となるようです。
9月15日(日)にはNO-MAのアートディレクター はたよしこの記念 …
企画展「対話の庭」の展評が京都芸術センター通信Vol.160に掲載されました。
執筆者の河田亜也子さん(兵庫県立美術館学芸員)は本文の中で、出展者である坂本三次郎さんと、新屋喜生さんの活動に注目しながら、アール・ブリュット作品とアーティストの作品との共通点、相違点を考察しています。
ぜひご覧ください。 …
今村さんは、針金や発泡スチロール、ビニールなど、
重さや硬さとは相反する性質の素材を用いて「彫刻」を制作されています。
浮遊感覚を引き起こす作品は、普段、私たちが当たり前だと信じている世界が、
果たして真実なのか、私たちは世界の全てが見えているのか、という疑問を生じさせます。
今回の出展作では、作品そのものが回転するなど、
見ているだけでも楽しげで、同時に考えさせられる作品です。
私たちが見える世界はほんの一部にすぎず、
内と外、地上と地下、目に見える世界と見えない世界など、
これらが交差し合うところ、また両者の間を行き来するところに、
今村さんの作品は存在してい …
昨日より企画展「カソケキ+チカラ」が始まりました。
お天気が心配でしたが大きく崩れることなく、多くの方が来てくださいました。
こちらはオープニングイベントでの作品紹介の様子です。
出展作家さんは、今村源さん、大路裕也さん、田辺由子さん、辻隆行さん、宮永愛子さんがお越しくださいました。
宮永愛子さんは今回この企画展のために新作を作ってくださいました。
作品モチーフについて、お話いただけるのもオープニングイベントならではです。
こちらは大路裕也さん。少々緊張されている様子でした。
今村源さんの作品は2階。NO-MAの町家ならではの和室を …
本日8月24日(土)から12月15日(日)まで、企画展「カソケキ+チカラ」を開催します。
〈か弱く、こわれそうで、危ない存在にこそ、想像を超える力がある。震えるように小さな鼓動にこそ、強い内層がある。
それゆえ、「かそけき」ものは強く、しなやかで、かつ用心深く大胆である。〉
「カソケキ(幽き)」とは、光や色や音などが、かすかで今にも消え入りそうな様を表した言葉です。
本展アートディレクターのはたよしこは、人の表現のスタートは常にかそけきものであり、その姿を追いかけることから始まると言います。
「カソケキ」を体現する作品から、繊細で消え入りそうな存在が放つ深く圧倒的な感 …
企画展「カソケキ+チカラ」が、いよいよ明日から開催となります。
展示設営も無事完了し、NO-MAの入り口には大きなタペストリーが設置されました。
明日は14:00から出展作家をお招きし、オープニングイベントを行います。
当日参加も受け付けていますので、ぜひお立ち寄り下さい。
詳細はこちらから。 …