前週に引き続き、今週も同志社大学総合政策学部総合政策学科教授の井口貢先生のトークをお届けします。
お話は、先生のご専門である「観光」と「福祉」をつむぐように展開されていきました。その中で出た印象的なフレーズが、「福祉とは観光なり」でした。
一見、あまり接点のないように見える福祉と観光。ですが、確かにNO-MAは美術館という意味で観光と深い関わりを持っていますし、取り扱っているアール・ブリュットは福祉とは切り離せない分野であります。
福祉と観光、双方を解きほぐすかのように展開される井口先生とアサダワタル氏のトークは、アール・ブリュットについての重要な一論考にもなっていま …
今週は、同志社大学総合政策学部総合政策学科教授の井口貢氏をスタジオにお招きしまして、アール・ブリュットから、NO-MAのある町、近江八幡まで、幅広いテーマに渡るトークをお届けします。
アール・ブリュットから、NO-MAのある町、近江八幡まで、幅広いテーマに渡るトークをお届けします。文化政策、観光政策、町づくり・・・多種多様な切り口から研究をされていらっしゃる井口先生。大学で開講しているゼミでは「町づくり」という言葉から発展させて、「町つむぎ」というテーマを掲げ、地域の生活文化を見つめ直すような活動に取り組まれているとのこと。
今回は、NO-MAというミュージアムと近江八幡という …
今週は、去る2月13日に第12回滋賀県施設合同企画展の関連イベントとして開催された「ingスーパーリサイタル!!」の様子を一部ご紹介します。ユメコ・パデセントこと、田中佑芽さんのアコースティックライブです。
数十曲あるという、田中さん作詞作曲のオリジナル曲から「数えろ!お金さま」「化粧仮面」「シャイニー☆クレイジー」の3曲のご紹介です。独創的で不思議な世界に誘われる田中さんのライブの様子を、ぜひお聴きください。
放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も是非Podcastからお聴きください。(音声は、放送後の翌週月曜日に更新されます。※祝日の場合は …
今週は、現在NO-MAで開催中の「アール・ブリュット☆アート☆日本3」の現地リポートです。会場運営で活躍している84人のボランティアスタッフの中から、3人の方に、展覧会のみどころをお話しいただきました。
ボランティアスタッフに話を聞く前に、本展ボランティア担当の木元学芸員に今回活動しているボランティアスタッフはどんな方々が、どんなきっかけで、どんな準備をしたのかという基礎情報を教えてもらいました。10代から70代まで、NO-MAのすぐ近くにお住まいの方もいれば県外から通って来てくださっている方もいらっしゃるそうです。アール・ブリュットファンという方もいれば、退職後の自由な時間を活用しよう …
先週は、アメニティーフォーラム20(2016年2月)での呉監督のオープニングトークをお届けしましたが、今週はトークを終えたばかりの呉監督にインタビューをした様子をお届けします。アメニティーフォーラム20と同時開催されていたアール・ブリュット展「images展」をご覧になった感想や「きみはいい子」の登場人物の一人、自閉症スペクトラム症の少年弘也くんがあの映画の中で担っていた役割など幅広くお話しを伺いました。
皮切りとしてimages展をご覧になった感想をお聞きしました。「楽しかった、ワクワクしてくる感じ」とシンプルかつ力強くお答えいただきました。普段絵を描かない監督も絵を描きたくなったし、 …
今回は2016年2月に大津プリンスホテルにて開催された地域福祉と文化の祭典 アメニティーフォーラム20のオープニングトーク「映画監督呉美保さんを迎えて」の一部をお届けします。このフォラームと同時開催されている「びわこバリアフリー映画祭」という、視覚や聴覚に障害のある方とともに映画の楽しみ方を考える上映会で、呉監督のふたつの作品が上映されました。ひとつは2014年の作品「そこのみにて光輝く」、そしてもうひとつは2015年の作品「きみはいいこ」。児童虐待や学級崩壊など、様々な社会問題を扱ったこれら二作品について、呉監督がお話しされました。本来は40分のトークでしたが、番組の都合上半分に編集させてい …
今週も、2月5日~7日に大津プリンスホテルにて開催された地域福祉と文化の祭典、アメニティーフォーラム20の会場で講師の方にインタビューした模様をお届けします。今回は文化庁長官青柳正規さんです。様々な文化政策を司り、アール・ブリュットにも強い関心を寄せてくださっている青柳文化庁長官に、会場で開催されていた「Images展——アール・ブリュット、芸術の地平を開く―」展覧会の感想や、アール・ブリュットにまつわる独自の見解を伺いました。
<写真手前>アサダパーソナリティ <奥>青柳文化庁長官
アール・ブリュットをみるたびに、こんな見方があるのかという突飛さに驚かされ、認めてきたが、今 …
今週は、2月5日〜7日に滋賀県大津市の大津プリンスホテルで開催された福祉の祭典第20回アメニティーフォーラムの会場からお届けします。ゲストは、梅沢劇団座長で俳優の梅沢富美男さん、そして一般社団法人日本ハンドケア協会代表理事でフィトセラピスト(植物療法士)の池田明子さんご夫妻です。このお二人が、アメニティーフォーラムの会場で同時開催された展覧会「Images展——アール・ブリュット、芸術の地平を開く―」をご覧になり、その感想を語るというプログラムにご出演くださったのですが、その直後、このラジオでも、アール・ブリュットについてお話しいただきました。
<写真左から>池田明子さん、梅沢富美男 …
先週に引き続き、第12回滋賀県施設合同企画展トークイベント、今井祝雄さん、中野裕介さんによるお話です。先週の後半でも話題になっていた、障害がある人たちの造形とサポートについての話題からスタートです。
トークイベントの様子
中野氏は、以前、アートセラピーについて調べたことがあるそうで、それと比してもing展でサポートされているような仕組みとは違うと言います。回復を目指してやるのがセラピーで、例えば木の絵を描いてくださいと言った時に、どういう木の絵を描くか細かく見ていくようなことをするわけだが、そういった例と比べても、サポートというのは複雑だと思うとのこと。
今井氏は、現代美 …
今週から2週にわたって、今井祝雄氏と中野裕介氏という二人の美術家をお招きして開催された、第12回滋賀県施設合同企画展(ing展)のトークイベントの模様をお届します。
お二人とも、過去にも本番組にそれぞれご出演いただき、ご自身の制作背景やアール・ブリュットへのまなざしを語っていただきました。(まだお聴き出ない方は、Podcastで今井氏第45、46回、中野氏第97、98回をお聴きいただけます)
今回は、お二人の制作スタイルやing展の作品に感じることについてのお話を聞いた、ing展実行委員の質問にお答えいただいています。
中野裕介氏(左)と今井祝雄氏(右)
聞き手の百々( …