今週から2週にわたって、今井祝雄氏と中野裕介氏という二人の美術家をお招きして開催された、第12回滋賀県施設合同企画展(ing展)のトークイベントの模様をお届します。
お二人とも、過去にも本番組にそれぞれご出演いただき、ご自身の制作背景やアール・ブリュットへのまなざしを語っていただきました。(まだお聴き出ない方は、Podcastで今井氏第45、46回、中野氏第97、98回をお聴きいただけます)
今回は、お二人の制作スタイルやing展の作品に感じることについてのお話を聞いた、ing展実行委員の質問にお答えいただいています。
中野裕介氏(左)と今井祝雄氏(右)
聞き手の百々( …
25日(土)に「アール・ブリュット☆アート☆日本3」展のボランティアスタッフ事前研修を行いました。
2回目となる研修は作者の制作現場の見学「アール・ブリュットの生まれるところ」として、滋賀県在住の本展出展者をめぐる視察ツアーです。2回に分けて実施します。
今回は、泉巌さんと小西節雄さんの作品を巡り、30名のボランティアさんが参加されました。
高齢になってから突如制作を始めた作者として、お二人の作品に迫りました。
故・泉巌さんが制作した佐和山遊園については、息子さんやシルバーボランティアさんが遊園内を案内し、巌さんについて説明してくださいました。
息子さんから泉巌さ …
先週に引き続き、NPO法人福井芸術・文化フォーラムの荒川裕子さんと濱見彰映さんがゲストです。今週は、お二人が福井で実践しているアートプロジェクトや、アートと福祉を考えるために仕掛けているプロジェクトについてお話しをお聞きしました。
荒川裕子さん(左) 濱見彰映さん (右)
福井における、福祉とアートが絡むようなプロジェクトの実情について、施設単位でカレンダーやポチ袋を作ってクラフトマーケットで売るとか、県が音頭を取り、製品作りにデザイナーが関わるというような事業といった、どちらかというと「施設発」のものが聞こえてくる内容とのこと。
そんな中、個人で(自宅で)絵を描いてい …
2月13日(土)に酒遊館(近江八幡市仲屋町中6)で開催される第12回ing展の関連イベント「ingスーパーリサイタル!!」に映像出演してくださるS・Aさんの取材に、アドバイザーのアサダワタルさんと一緒に行ってきました。@滋賀県立野洲養護学校
S・Aさんが製作された衣装を着て撮影。堂々とした姿に思わず「かっこいい!!」と声が出てしまいました。
小道具も凝っていて、扇子や芭蕉扇、烏帽子に刀剣などさまざまなものを製作されていました。
そんな素敵な作品は、1月15日(金)から2月14日(日)までボーダレスアート・ミュージアムNO-MA(近江八幡市永原町上16)に展示されています。 …
15日(金)から始まった本展の後期展示。
16日(土)には2つの関連イベントを行いました。
まずは、今井祝雄さん(美術家・成安造形大学名誉教授)と中野裕介さん(美術家〈パラモデル〉)による講演「障害者の作品の魅力と可能性について」です。
お二人からそれぞれに自身の制作についてお話しいただいた後、本展実行委員長と事務局が聞き手となりお話しを伺いました。
中野さんは、ご自身の制作のなかにある工事中(進行中)というテーマがingと共通していることや、テナシイヌという作品、東大阪の春徳丸伝説をモチーフにした作品などから「欠損」は新たなものが生まれていくことでもあると考えてこられ …
今回から2週にわたって、NPO法人福井芸術・文化フォーラムの荒川裕子さんと濱見彰映さんをゲストにお迎えします。福井芸術・文化フォーラムは、福井市文化会館を活動拠点に、様々なイベントや市民参加型のアートプロジェクトを企画・運営しているNPO法人です。その事務局スタッフとして働くお二人は、障がいのある人の表現活動の可能性を紹介し、語り合う場を企画するなど、アートと福祉の関係性についても様々な活動を展開中です。
荒川裕子さん(左) 濱見彰映さん (中) アサダパーソナリティー(右)
福井芸術・文化フォーラムは、市民が自分たちの手でホールを作ろうという動きの中、行政も一緒になり、2 …
今日から本展の後期が始まりました!!
後期は14施設、23名の作品を展示しています。
さまざまな作品がありますが、歌やスピーチなどの映像作品もあることが新鮮な心地のする会場です。
ひとりひとりの表現を丁寧に見つめてきたing展。
一人の作者をボリューム満点にご紹介しています。
作家紹介文を読んで頂くと、さらに作品のことが知れますが、文章もそれぞれに特色があります。それも楽しみかたの一つです。
滞在時間はたっぷりみて、ご来場頂くといいと思います。
なお、本日の17:45~放送のびわこ放送「キラりん滋賀 ニュース&情報バラエティ」にて、本展が紹介される予定です。滋賀県の方は …
15日(金)から本展の後期が始まります。
今日から、展示設営が始まりました!
皆さん、黙々と展示をしていきます。
おしゃべりも挟みながら、楽しく作品を展示した一日でした。
力仕事もみんなで協力しあってあっというまに終わりました!
11日まで開催していた前期展ですが、最終日間近に出展者の田所友香理さんが来てくださいました。
田所さんの作品は、今回の展覧会チラシ・ポスターのメインイメージにも使用されており、色彩豊かな織物がとても印象的です。自身の作品が展示されている様子に、嬉しそうな表情をうかべて、じっくりとご覧になっていました。また、その場に偶 …
今週は、1月15日(金)から開催される「第12回滋賀県施設合同企画展」後期展示の出展者の制作現場からのリポートです。
訪れたのは、滋賀県甲賀市にある信楽学園。信楽学園では15才から18才までの主に知的障害のある児童が、3年間の職業訓練と寮生活を通して生活力と社会性を育んでいます。今回はその施設の訓練の中から派生的に生まれた作品を出展した谷本達哉さんを取材しました。
谷本達哉さん
谷本さんが出展したのは、紙製のフラットファイル。元々「作業日誌」を綴るためのファイルだったのですが、ファイルそのものがたくさんの文字や数字埋め尽くされています。内容を見ると、メモのようでもあり、作 …
2期に分けた本展の前期終了まであと4日に迫りました。
展示作品は総入れ替えとなるので、まだご覧いただいていない方はこの3連休にぜひお越しください!
16日(土)13:00からは、講演「障害者の作品の魅力と可能性について」を行います。
講師は、今井祝雄さん(美術家・成安造形大学名誉教授)と本展のアドバイザーを務める中野裕介さん(美術家・パラモデル)です。
実行委員が聞き手となり「障害者の作品の魅力と可能性について」というテーマでお話しを進めていきます。
詳しくはこちらでご覧いただけますので、奮ってご参加ください
写真は、中野裕介さんが実行委員と一緒に作品を観ながら話 …