今週から2週にわたって、graf代表、クリエイティブディレクターで滋賀県ブランディングディレクターも務めていらっしゃる服部滋樹さんをゲストにお迎えします。
服部さんは、「暮らしのための構造」を考えてものづくりをするクリエイティブ集団“graf”の代表としてご活躍されています。2014年からは滋賀県ブランディングディレクターに就任。MUSUBU SHIGAとして発信されています。服部さんの視点から、滋賀県の文化やアール・ブリュットがどのように見えるのか、お話を伺います。
アサダパーソナリティ(左) 服部滋樹さん(右)
まず、grafとは何をやっているクリエイティブ集団なのか。 …
先週に引き続き、毎日新聞の野沢和弘論説委員と社会福祉法人グローの北岡賢剛理事長のお話しです。
後半は、アメニティーフォーラム(毎年2月に大津プリンスホテルで開催されている福祉のフォーラム)で、今や当たり前のように同時開催されているアール・ブリュット展から話は始まりました。
フォーラム会場でなぜアール・ブリュット展を開催することにしたかというと、アメニティーフォーラム講師を含め、全国から1500人くらいの人たちが毎年集まります。せっかく発信力のある講師が来ており、たくさんの受講者もいるのだから、その人たちに向けてもアール・ブリュットの魅力を発信しようということで7年くらい前から始 …
第12回滋賀県施設合同企画展(通称:ing展)は、今年も6月から実行委員会を開いて協議を行っています。
今年は31か所の福祉施設・特別支援学校に参加いただいており、またアドバイザーとして美術家の中野裕介さん(パラモデル)、日常編集家・ミュージシャンのアサダワタルさんにアドバイザーとして関わっていただいています。
8月27日(木)に第3回目の実行委員会を行いました。
今回は、たくさんのオブザーバーもいらっしゃいました。
東京からわざわざ見に来てくださった厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室 社会参加支援係の係長 杉渕英俊さんと原田 瑛さん、滋賀県健康医 …
今年度、アール・ブリュット インフォメーション&サポートセンター(略称:アイサ)では、10回の研修会を行います。
早いものでは、今月11日にデザイナーの研修、18日、24日に作者の権利保護に関する研修を実施します。
詳細はチラシをご覧ください↓
〈表面〉
〈中面〉
これまでも作者の権利保護や美術活動に関する研修会を実施してきましたが、今年度はさらに研修内容を充実させ、障害者の芸術活動支援に関する知識やノウハウを総合的に習得していただけるような多彩なラインナップで計10回の研修会を企画しました。
すべてに参加していただくも良し、現状や課題に合わせて選択して参加いただく …
ラジオ番組「Glow生きることが光になる」は、おかげさまで本日の放送で、100回目を迎えます。
毎回、様々な分野の方をゲストにお迎えし、また制作の現場や展覧会場からの現地リポートを通して、障害のある人たちをはじめ、自身の内から湧き上がる衝動のままに表現した芸術「アール・ブリュット」について語り、人の営みの深さや広がりについて考えてまいりました。
リスナーの皆様の支えとアール・ブリュットに関心を持ってくださる皆様の応援は、大きな力となっています。これからも応援をよろしくお願いいたします。
今日は、毎日新聞論説委員の野沢和弘さんと社会福祉法人グローの北岡賢剛理事長に、アール・ブリュットに …
今週は、アール・ブリュットが生まれる現場からのリポートです。
西村一幸さん
西村一幸さんは、2015年2~3月に開催された、「シガカラー Shiga Color」展(近江八幡・旧伴家住宅)の出展者のお一人です。上の写真は、その時出展された作品の前での一枚。写真にも写っている、植物のようなイソギンチャクのような形が綺麗なグラデーションで色付けされたこの作品は、たくさんの人の目を引き付けました。このモチーフとなっているのは、ピラカンサ。
ピラカンサは生け垣などにも用いられる低木です。名前を聞いて、ぴんと来る方は少ないかもしれませんが、見たことがある人は多いと思います。
普 …
ボーダレス・アートミュージアムNO-MAでは、全国のアール・ブリュットの作者を訪問し、作品の調査も行っています。
先日、当館学芸員が京都にある天才アートミュージアムの新道アトリエに行って来ました。
天才アートミュージアムでは、表現・制作に興味関心・能力のある人たちが、伸び伸びと活動に打ち込める場を作っておられます。
詳しくは以下のURLからウェブサイトをご覧ください。
特定非営利活動法人 障碍者芸術推進研究機構
天才アートミュージアム
http://tensai-art.com/
廃校を利用したアトリエはどことなく懐かしい雰囲気。
今回、調査させてもらったのは、 …
NO-MAのある近江八幡には、近江八幡のことなら何でも知っている「ボランティアガイド」の皆さんがいらっしゃいます。
今回、NO-MAスタッフの研修として、このボランティアガイドをされており、NO-MAを昔から応援してくださっている島田さんに近江八幡をご案内いただきました。今年の3月に開催した「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展では、島田さんをはじめボランティアガイドの方が、展覧会のボランティアスタッフとしても参加してくださいました。
ガイドをつとめてくださった島田さんと話に聞き入るNO-MAスタッフ
NO-MAがある近江八幡市は観光地でもあり、近江商人が築いた …
先週に引き続き、現代美術ユニット「パラモデル」のメンバーであり、京都市立芸術大学の非常勤講師も務める中野裕介さんにお話を伺います。
中野裕介さん
前回の放送で、今年度、滋賀県施設合同企画展(通称:ing展)にも関わることをお話しくださいましたが、ing展の実行委員会に参加し、出展候補作品をご覧になった感想から、今週の話はスタートしました。
「いつも通り面白いなあ。これだけのものが出てくるんだなあ」とのこと。「いつも通り」というのは、アール・ブリュットや障害のある人が制作する作品に対する「いつも」です。また同委員会において、制作背景を聞く中で、支援員側のちょっとした関わり等で作 …
2回にわたって、現代美術ユニット「パラモデル」のメンバーであり、京都市立芸術大学の非常勤講師も務める中野裕介さんをゲストにお招きします。中野さんは相方の林泰彦さんとともに「パラモデル」として、様々な手法を用いた美術作品を国内外の展覧会で発表してきました。中野さんが制作を続けるうえでずっと心の中に生き続けている、ある存在について、アール・ブリュットの可能性と絡めながらお話しいただきます。
中野裕介さん(左) アサダパーソナリティ(右)
パラモデルの林さんと中野さんは年齢こそ違えど、大学の同級生。同じ町に住んでいたこともあり、一緒に帰宅したり、学祭でバンドをしたりと遊んだり活動し …