ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

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ブログ

Apr

23

企画展「鳥の目から世界を見る」出展者紹介(戸舎清志さん、山口晃さん)

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企画展「鳥の目から世界を見る」出展作家と作品をご紹介します。今回は本展のチラシに掲載されているお二人です。


戸舎清志《街と車のある風景》
1982年頃~2015年 381×521mm
紙、鉛筆、ボールペン、絵の具 photo 高石巧

戸舎 清志 Toya Kiyoshi(1969‐ 島根県在住)
彼が描く街の俯瞰図には、建築物以外の道路や駐車場をはじめ空き地などのすべての空間が、車でぎっしりと埋め尽くされています。描かれている建築物は、実在するもので、毎日の職場へのバス通勤の風景を厳密に記憶して、それらを組み合わせて描いています。描き始めた中学生の頃は、絵の中に人間の姿も …

Apr

22

企画展「鳥の目から世界を見る」出展者紹介(香川定之さん、白石裕則さん)

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企画展「鳥の目から世界を見る」出展作家と作品をご紹介します。


香川定之《無題》2014年 790×1090mm
紙、ボールペン、クレヨン photo 大西暢夫

香川 定之 Kagawa Sadayuki(1944‐ 広島県在住)
寝食以外のほとんどの時間を、この図の制作に費やしています。頭の中で完成している図を描き落とすかのように、さらさらとボールペンを走らせます。
間取り図で表される建物や、建物の周りを走る線路、そして建物の中に書き込まれる文字は、定規をあてて直線で描き込まれています。
全ての建物が繋がっているようであり、入ったら延々と彷徨うことになる迷宮のようにも見 …

Apr

21

企画展「鳥の目から世界を見る」4月29日(水・祝)よりはじまります

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今年度の展覧会第1弾は、「鳥瞰図」がテーマです。
空に飛ぶ鳥になった気持ちで、作家の想像力を体感してみませんか。
展覧会の詳細はこちら

ボーダレス・アートミュージアムNO-MA企画展「鳥の目から世界を見る」
2015年4月29日(水・祝)〜8月2日(日)11:00〜17:00
休館日:月曜日休館(ただし祝祭日の場合、翌日休館)
入館料:一般300円(250円) 高大生250円(200円)
    中学生以下、障害のある方と付添者1名は無料  ※()内は20名以上の団体料金
 
初日の29日(水・祝)にはオープニングイベントが開催され、19:30まで延長開館します。ゴー …

Apr

13

ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」4月のゲスト 藁戸さゆみ学芸員、横井悠学芸員『福祉とアートの狭間で展覧会をつくるという仕事 ―ボーダレスアートミュージアムNO-MAの現場から―』後編

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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」がスタートしてちょうど一年。今年度の第一弾は、スタジオから、ボーダレスアートミュージアムNO-MAの藁戸さゆみ学芸員と横井悠学芸員のトークをお届けします。

前編では、NO-MAで働くまでの経緯や、二人が携わった展覧会について話していただきました。後編では、NO-MAならではのユニークな働き方やNO-MAの地域との関わり方、これから挑戦してみたいことなどについて話します。

一般的な美術館とは違い、NO-MAは社会福祉法人が運営しています。横井学芸員は、学芸員の仕事以外に、障害のある方が共同で生活をするグループホームでの支援もしています。「展 …

Apr

03

ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」4月のゲスト 藁戸さゆみ学芸員、横井悠学芸員『福祉とアートの狭間で展覧会をつくるという仕事 ―ボーダレスアートミュージアムNO-MAの現場から―』前編

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ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」がスタートして丁度一年。今年度第一回目はスタジオから、ボーダレスアートミュージアムNO-MAから藁戸さゆみ学芸員と横井悠学芸員のトークをお届けします。

二人は、社会福祉法人グロー法人本部企画事業部文化芸術推進課に勤務しながら、NO-MAで開催される展覧会の企画運営に携わっています。健常と障害、日常と非日常というボーダーを問い直し、様々な企画展を創りあげてきた二人ならではの関心や苦労、またアール・ブリュットならではの具体的な展示の工夫など、様々な話を前編と後編に渡って放送します。


藁戸学芸員(左奥)と横井学芸員(右)

藁戸学芸員は …

Mar

31

ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」Glow 生きることが光になる 2014年度振り返り編

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今回の放送では、アサダパーソナリティーと、田端現地リポーターが番組の一年間を振り返りました。これまで多彩なゲストをスタジオにお招きし、また展覧会場や作者のアトリエ、所属施設などを訪ね歩いてきた中で、印象に残っているエピソードをざっくばらんに語り合いました。

冒頭、一年間のラジオ収録に関するそれぞれの所感を交換し、印象に残るエピソード紹介へ。お互い2~3の放送を想定してくる予定でしたが選びきれず、現地リポートで訪れた場所を記したメモを1か所1枚で予め用意し、その中からくじ引きのようにして1枚引くということに。選び取ったメモに書かれていた現地は「茨木病院」(大阪府茨木市/2014年8月1日放 …

Mar

26

ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」きたやまおさむ氏インタビュー

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先週まで2週にわたって放送した、きたやまおさむさんの特別講演。講演でお聴きしたことをさらに掘り下げるべく、講演後にインタビューをさせていただきました。

アール・ブリュットの作品を、「分類できないが、それをそのまま置いておくことができるもの」という講演でのお話を基に、何事も分類する社会において、分類できないものが町の中に放り込まれて、そういうものがそこにあっても良いのだという時間、空間になることは、作者も含めて私たちの中にも居場所ができるということだとおっしゃいます。

分類不能なもの、作品に出会った時、ある種の吐き気のようなものを覚えることがあるが、吐き気というのは未消化物を心の中で …

Mar

16

ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」きたやまおさむ氏特別講演「生々しい何かと強迫~なぜ、作品に巻き込まれるのか~」後編

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先週に引き続き、2015年2月6~8日に大津で開催された「アール・ブリュット ユートピアの創造主たち」展での、きたやまおさむさんの特別講演の様子をお届けします。


特別講演の様子

アール・ブリュット作品で、細かいことを繰り返し反復している作品の「繰り返し反復」を強迫と呼んでも良いとしたら、もう一つ違う描写に出会うときたやまさんは言います。これらの作品は、まるで時間が無限であるかのようにゆっくりと時間をかけて繰り返されているように見え、それは限界を知らないというような強迫との出会いとも言えるとのこと。

また、強迫的な表現は「私」の身を守る貴重な防衛である、あるいは橋渡しである …

Mar

06

ラジオ番組「Glow 生きることが光になる」きたやまおさむ氏特別講演「生々しい何かと強迫~なぜ、作品に巻き込まれるのか~」前編

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2015年2月6~8日に大津で開催された「アール・ブリュット ユートピアの創造主たち」展。併せて行われた、きたやまおさむさんの特別講演の様子を二週にわたってお届けします。精神科医で臨床心理士、作詞家・ミュージシャンとしても有名なきたやまおさむさんは、かねてからアール・ブリュットの織りなす世界観や作者の衝動的な表現行為に関心を寄せていたと言います。この番組でしか聞けない、貴重な講演内容です。


特別講演の様子

講演前、講演会場の隣に展示されていたアール・ブリュット作品を30~40分ほど鑑賞されたきたやまさん。アール・ブリュットを見ると「圧倒される、あるいは巻き込まれるということを経 …

Mar

06

【関連イベント】保坂健二朗「老いの力」(3月7日)

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「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展の関連イベントを開催します。

講演会「老いの力」

講 師:保坂 健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
日 時:3月7日(土)13:00~14:30
会 場:酒游舘(近江八幡市仲屋町中21)

本展のアーティスティック・アドバイザーである保坂健二朗氏の講演会を開催します。
タイトルは「老いの力」。高齢の方の表現に着目した講演です。

昨年秋に開催したNO-MA10周年企画展「快走老人録2」は、作家全員が65歳以上のおじいちゃんたちによる展覧会でした。


【快走老人録ポスター】

折元立身さんの介護をアートにした「AR …