明日7月30日、NHK総合テレビのニュース番組「おはよう関西」で、NO-MA開館10周年が特集されます。
「アール・ブリュット」の可能性と課題
滋賀県近江八幡市にある町家を改装した美術館「NO-MA」は、専門的な美術教育を受けていない人たちによる「アール・ブリュット」作品の展示を進め、作家たちの創作活動の支えになっています。ことし6月で開館から10年となり、国内外でも認知されるようになってきましたが、新たな課題にも直面しています。「アール・ブリュット」の作家には障害のある人も多く、そうした人たちが自分の作品の権利をどう守っていくかが懸念されているのです。「NO-MA」を中心とした「アー …
5月2日から開催している企画展「Timeless 感覚は時を越えて」の最終日となりました。
NO-MA開館10周年の第一弾となる展覧会として始まった本展は、これまでにない鑑賞ができるところも楽しんでいただけます。
コンシェルジュの案内により三橋精樹さんの作品を手元で見ていただける特別な席を用意していて、近づいて角度をつけて傾けたりしながら鑑賞することで、黒い画面に何層も塗り重ねられた景色が見えてきます。
また、西澤彰さんの大量の作品が天井に展示されています。畳敷きの部屋で寝転んでみることもこれまでにない試み。
玄関前の庭にある松の木には遠藤一郎さんがNO-MAの空間にインス …
先週に引き続き、滋賀県長浜市にある特別擁護老人ホームふくらからの現地リポート。上田洋平さん(滋賀県立大学地域共生センター助教)にも続けてリポートに加わっていただいています。
すごろくから導き出される記憶と語りのほか、すごろくを取り入れるきっかけを作ったスタッフや、すごろくを取り入れてからのデイサービスの様子を施設長さんに伺いました。
上田洋平さん、田端現地リポーターも、すごろくから呼び起こされ語られる
記憶の渦の中へ。
すごろくづくりのきっかけを作った、今村たまえ生活支援員。(写真左)
山口美由樹所長(写真左)には、すごろくをレクレーションに取り入れてからの様 …
アール・ブリュット作品の全国公募を行います。
応募受付期間は、平成26年9月16日(火)〜10月31日(金)です。
こんな作品を募集しています。
主に「障害のある人たちの表現」を対象としますが、特に制限はありません。
既成の枠にとらわれない自由でありのままの表現から創出された作品を募集いたします。
自薦他薦は問いません。
下記を参考にしながら、ご応募ください。
【作品及び作者の特徴】
暮らしの中にある、ありふれた素材を使って日々作り続けている。
誰から教わったわけでもなく独自の創作を行っている。
作品から強いこだわりが感じられる。
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企画展「Timeless」の会期も残りわずかとなりました。
7月27日(日)が最終日となります。
天井に展示された壮大な作品郡や、アール・ブリュット作品を手元に引き寄せて見るなど、不思議な体験ができる展覧会です。
まだご覧になっていない方、お急ぎください。
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「Timeless‐感覚は時を超えて」展も残り1週間となりました。
今展では、普段とは違った作品や展覧会についてのさまざまな感想を伺うことができました。
少しではありますが、NO-MAスタッフが出会った来館者の様子をご紹介します。
近江八幡散策に訪れた中学生たちは、初めNO-MAが美術館だと知らずに訪れたようですが帰るころには、
「とても面白かった。」「また来たい」などのお声をいただいたことが印象的でした。
NO-MAでの体験が彼らの想い出になればと思います。
以前もご紹介しました三橋精樹さんの作品では公開展示として、コンシェルジュが作品を手渡して鑑賞いただきます。
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7月30日(水)~8月3日(日)の展覧会のご案内です。
いつもと違うNO-MAをどうぞお楽しみください。
「現代高僧・名僧直筆大墨蹟展 『心に響くことば』特別展示会」
会期:2014年7月30日(水)~8月3日(日)
時間:10:00~17:00(最終日は15時まで)
観覧料:無料
主催:NPO法人夢・同人
後援:近江八幡市社会福祉協議会、びわ湖放送、ZTV(申請中含む)
ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて、現代高僧・名僧直筆大墨蹟展 『心に響くことば』特別展示会が開催されます。
全国有名寺院の高僧・名僧の方々が障害者社会福祉の向上を願って揮毫され …
滋賀県長浜市にある特別擁護老人ホームふくら。ここでは、デイサービス利用者とスタッフがともに施設周辺の生活地域を舞台にした巨大なすごろくを制作しています。回想法を生かしながら、利用者さんの地域の記憶があぶり出され、それが双六に反映され、サイコロがふられ、個々人がコマを進めつつまた語り出す。そんな地域文化が新たに生まれる取り組みを、滋賀県立大学地域共生センター助教の上田洋平さんとともに2回にわたってご紹介します。
今回はその1回目です。
ふくらで制作されているすごろく
すごろくに使うコマも、自分好みに作られます。
利用者さんお手製のサイコロ。すごろくの上にスタッフが …
2014年7月5日(土)に開催した、「Timeless」展の関連イベント「おとなの小学校」レポートの後編です。
昼食をとった後、武藤校長先生の案内で、地元の方しか知らない裏道を通って、NO-MAの近くにある近江兄弟社学園の駐車場へ移動しました。
その駐車場からNO-MAまで、近江八幡の古い町屋をミニ散策。
ヴォーリズ建築や、理容院、氷屋さんなど、歴史を感じる散策となりました。
散策の最後は、NO-MAのブログでもおなじみの、本間牛乳さんで牛乳をいただき少し休憩。
そしていよいよNO-MAへ
5,6時間目は「図工」です。
はじめ、5分間ほど、美術館内を自由に歩き回っ …
「Timeless」展が残りの会期2週間を切りましたが、まだまだ絶賛開催中です。
そんななか、次回展「快走老人録Ⅱ 老ヒテマスマス過激ニナル」のチラシが完成し、発送作業を行いました。
全国6000件近くに発送するため、職員一丸となって作業しています。
写真は、発送物を組んで準備しているところです。
今回は、次回展のチラシと併せて、Timeless展のイベントチラシ、野間の間17号とアール・ブリュット作品全国公募のチラシ等も同封しています。(お届け先によって同封物が異なります)
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