常設ワークショップ「わたしの思い出日記」
ゴールデンウィークの中日となります本日は、小雨模様となりました。
あいにくの天候ですが、NO-MAの館内では、いつでも参加いただける常設ワークショップコーナーを設置しております。
今回の3名の出展者の共通点の一つは、少女の感覚を持ち続けたこと、そして少女の頃の記憶を遡って描いた作品があるということです。(※連載その1をご参照ください)
そこで、みなさんに描いていただきたいのは、「わたしの思い出日記」になります。
きらきらした過去の思い出、うれしかったことや悲しかったこと、友だちと過ごしたあの日のことや小さかった頃のできごとなど…… …
先週末よりゴールデン・ウィークに突入しました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
4月28日(土)からNO-MAでは企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」を開催しております。
そして本日から、ゴールデン・ウィークの終わりにかけて、連載を実施します。
本展の見どころや作者にまつわるエピソードなど、ご紹介していきます。
本展出展者、シスコさん、澄子さん、ゑいさんには、幾つかの共通点があります。
まずは、大正初期に生まれた女性であるということ。
3人とも1910年代に生まれ、大正、昭和、平成と3つの時代を、その目で見てこられました。
次に、歳を重ねてから絵を描き始め …
【GIRLS展をラジオで紹介いただきます!】
明日5/2(水)、ラジオ、fm-GIG「ムーンライトブレイク スヨイル」で、企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」をご紹介いただきます。
ラジオ「ムーンライトブレイク スヨイル」は、出展者の仲澄子さんのお孫さんである、中路麻理さんがパーソナリティをつとめる番組です。
実はこの番組には、仲澄子さんも生前、出演されたことがあります。
そしてこのたびの放送では、仲澄子さんの出演回も再放送されるとのことで、とても楽しみです。
どうぞお聴き逃しなく!
【放送局】 fm-GIG
【番組名】ムーンライトブレイク スヨイル
【日 時 …
昨日は展覧会オープンに先駆けて、広報関係者の方やボランティアガイドの方を対象とした内覧会を行いました。
内覧会には、新聞社の方の他、近江八幡市役所より広報課の方や、また近江八幡の観光ボランティアガイド協会の方々らがお越しくださり、展覧会担当者である横井学芸員により、3名の作者の共通する特徴や展覧会趣旨、GIRLS展の魅力をご紹介させていただきました。お越しくださったご関係者の皆様、誠にありがとうございました。
そして本日から、今年度のスタートを切る「GIRLS」展がはじまりました!
展覧会開催を祝うかのような、とってもいいお天気となりました。そしてふと庭先を見ると …
塔本シスコ 1913-2005
シスコさんは、50歳の頃、画家である息子が描いた100号の絵画の表面の絵の具を包丁で削り落とし、上から自己流の絵を描き始めました。
「私だって絵を描きたい」という思いが溢れ出したのでしょう。彼女にとって、描くべき素材は山ほどありました。
家族のこと、いきものたち、プレゼントされた花、幼少期の思い出...身の回りに溢れる愛すべき存在たちを、シスコさんは余すことなく描きました。
写真は作品「絵を描く私」1993
シスコさんの絵にぜひ会いにきてください。 …
仲澄子 1916-2015
90歳になってから過去を追想し絵日記を描き始めた、すみおばあちゃん。その動機にあったのは、遠い昔のことを、子どもや孫、ひ孫に伝えておきたいという気持ちでした。
だんだんと記憶は鮮明さを増し、一日中描き続けていたこともあるといいます。残した絵には、彼女自身が少女であったころに思ったことや、目にしたものなど、大切な瞬間の数々が刻まれています。
義父に毎日お弁当を届けていたこと、兵隊さんとの文通、新婚時代に料理で失敗した話、娘と電車の中から見た風景、孫、曾孫との数々の思い出……すみおばあちゃんは脳裏に現れるビジョンをつぶさに拾い集めて、それを絵に残してい …
GIRLS 毎日を絵にした少女たち」出展者紹介
土方ゑい 1914ー2016
(土方の「土」は右上に点が付く異体字)
えいさんは、82歳から絵を描くことを始めました。
きっかけは、通っていた老人クラブの絵の発表会。ほんの些細なことから、筆を握ったえいさんですが、その後20年に渡り、100歳を越えるまで絵を描き続けました。
スケッチブックに描かれるのは、思い出の風景や、家族など。
その絵からは、素朴でありながら、生涯の中で経験した多くの出会いに対しての、愛情が伝わってきます。
土方ゑい[思い出]2005年頃
企画展「GIRLS 毎日を絵にした少女たち」では …
いよいよ今週、障害のある人が参加するダンスワークショップ、ダンスパフォーマンスが開催されます。
ワークショップ&トーク「心と身体の学級」は、知的障害のある方をはじめとしたメンバーと共に活動をされてきた、舞踏家・中嶋夏さんによるワークショップ。
障害のある方、ない方の参加申込を受け付けております。
ダンスパフォーマンス「うみを越えたトリックスター」は、滋賀で活動を続けている湖南ダンスワークショップと、坂田明さんをはじめとするミュージシャンがコラボレーションするパフォーマンス。どなたでも無料でご覧いただけます。
また、両イベントとも、豪華ゲストによるトークを開催しますので、あわ …
いよいよ明日からはじまる「アール・ブリュット 動く壁画」は、公募によって選ばれたキャメラマン 辻智彦氏による企画展示となります。映像のスペシャリストが、4名の出展者のアール・ブリュット作品に4Kキャメラで超高精細に迫ります。
旧石器時代の壁画は、炎のゆらめきを受けると描かれた動物たちが本当に生きているような「動き」を感じられたのではないでしょうか。まるで、映画のように。
そして現代の技術である4Kキャメラで撮影された作品映像は、たとえ平面であってもその作品の奥に「動き」を感じさせてくれるかもしれません。
NO-MAに建てられた大きな壁、その向こう側に浮かび上がる壁画たち。
作品 …
野洲・守山を拠点に活躍する湖南ダンスワークショップによる公演も、いよいよ来週、2月9日金曜日に迫ってまいりました。
湖南ダンスワークショップは、約30名のメンバーで活動を行っています。障害のある方、支援者、プロのダンサーがともになり、約15年間、ワークショップを継続的に行っています。昨年はフランス・ナント市で初の海外公演を行い、現地の観客の方たちから大喝采で迎えられました。
1月下旬に開催した公開ワークショップでは、ワークショップのプロデューサーをされている北村成美さんからお話をしていただきました。
湖南メンバーのダンスの動きが生まれてきた歴史など、ワークショップの初期から関 …